☆ロシア、ルーブル安止まらず 1998年危機以来の苦境 (1・31日経)


 ロシアの通貨ルーブルの下げが止まらない。大規模なルーブル買い介入にもかかわらず対ドル相場は1998年のデノミ以降の最安値を連日更新し、中央銀行が維持するとした「防衛ライン」(1ドル=約36ルーブル)割れが確実な情勢だ。原油安の影響で2009年は財政赤字とマイナス成長が濃厚となっており、債務不履行と通貨切り下げに追い込まれた98年の経済危機以来の苦境に陥っている。
 ルーブルの対ドル相場は30日、1ドル=35ルーブル台と、昨年7月の高値から50%超下落した。中銀は連日数十億ドル規模のドル売り介入を繰り返しており、外貨準備高も急減している。ある国内銀行の幹部は「政府からはルーブル売りを控えるよう指示がきているが、誰もが外貨確保に走っている」と話す。


 10年前の悪夢が蘇りそうな予感です。ここまでくれば、一種の金融戦争の域に入ってきました。武器はもちろん各国通貨。米国が自爆してでも 守りたいのはもちろんドル。そして、ロシアルーブル、イギリスポンドの下げがやはりきついです。プーチンさんのルーブル基軸通貨化への野望はひとまずお預け。今は必死に防戦するのみ。しかし、誰もがドルを欲しがり束の間のドル・バブルが起こっています。

 そして、永世中立国のスイス、憲法9条により戦争できない国日本を象徴するかのように、通貨戦争においてもスイスフラン、日本円には世界中から逃避マネーが集まり、独歩高の状態になりつつあります。

 はてさて、歴史的なこの激動はいかなる決着を見るのか、当分目が離せぬ状況です。