☆香川銀・徳島銀が統合へ 十六銀は岐阜銀支援 地銀の再編加速 (1・26日経)
景気後退がより深刻になるなかで、地方銀行の再編が動き出した。香川県を地盤とする香川銀行と徳島県の徳島銀行は26日、2010年4月めどの経営統合を発表。提携交渉を続けていた岐阜県の十六銀行は岐阜銀行にまず50億円を年度内に資本支援する見通しとなった。地方経済を支える中堅・中小企業の倒産急増で不良債権が拡大し、地銀経営も悪化してきた。公的資金による資本注入論議とセットで、今後も生き残りをかけた再編の動きが広がる可能性がある。
香川銀と徳島銀は26日、経営統合の基本覚書を交わした。まず共同持ち株会社を設立して両行が傘下に入る。持ち株会社の社名や頭取、所在地などは未定。今月中にも統合準備委員会を設け具体的な協議に入る。香川銀は旧相互銀行で県内2位。徳島銀も旧相互銀で県内2位。9月末の単体の預金残高でみると香川は1兆900億円で四国の8行中6位、徳島は1兆500億円で7位。統合後は5位になる。
☆大丸、浜松出店を断念 消費不振が深刻 (1・26日経)
J・フロントリテイリング(大丸・松坂屋)は26日午後、傘下百貨店の大丸が計画していた浜松市内への出店を断念したと発表した。景気後退で消費不振が深刻になり、多額の投資に見合う収益が得られないと判断した。当初、浜松市の中心市街地に約150億円を投じて3万4000平方メートルの店舗を設け、2011年秋に開業する計画だった。
ついに溜まっていたマグマが噴き出し始めました。この地銀再編は、例えばひと頃の企業値上げラッシュの時のようにここぞとばかりに追随するところが続出するでしょう。どさくさまぎれの生き残り作戦です。プライドをかなぐりすて、なんとかこの金融戦国時代の生き残りのいすを死守しようとかなり広範囲な再編も起こりえると思います。例えばトヨタ一社の疲弊で名古屋が疲弊したように、輸出産業で栄えた地域は今、ことごとく疲弊しています。今朝も大丸の浜松出店断念のニュースがありましたが、浜松もスズキやヤマハといった輸出産業で潤ってきた、いわばものづくりのメッカです。こういった地域の金融機関の再編も考えられるシナリオだといえるでしょう。今やメガバンクも青息吐息。ならば、倒産続出の弱小企業の貸し倒れに泣く地方中小金融機関の疲弊はいかばかりか・・・。容赦ない淘汰の号砲が聞こえてきたようです。