☆食品・日用品、大手メーカーが値下げへ 日経調査 (12・28日経)


 食品・日用品の大手メーカーが2009年からスーパーなど小売り向けの価格を引き下げる。日本経済新聞の37社調査によると、小売りの求めに応じて4割近くが出荷価格下げか、実質値引きに当たる「販促奨励金の積み増し」に踏み切る。店頭での値下げ競争が本格化し、消費者は商品が安く手に入る一方、メーカーには収益圧迫要因となる。原材料高を受けた昨春来の食品などの値上げも、景気後退と消費不振で下げに転じる。

 食品や日用品は今年10月以降、イオンや西友など一部の小売り大手が円高差益還元や消費刺激を狙って値下げを始めている。しかしメーカーの出荷(小売りの仕入れ)価格が下がっていないため、11月の食品・日用品の消費者物価指数はなお前年比3―4%程度高い。今後は出荷価格の段階から下がることで、値下げ競争が加速。店頭価格が全面的に下落に転じれば、約3年ぶりとなる。


 ついこないだまでの値上げラッシュが嘘のようです。小麦粉やパスタの値上げ、竹輪が4本から3本になり短くなった、スナック菓子の容量が減ったなど、消費者にとっては酷な事態が定着したところへこの世界不況、及びすさまじい円高・・・。ものが売れないと小売りは値下げで客寄せをしますが、メーカーもある程度の協力をしないと共だおれになってしまいます。

 そんな中、ついにメーカーが実質値下げの決断をしました。しかし、値上げの為にコストをかけてパッケージを変え、竹輪の長さを変え、今更また元に戻すことは大変ですよね。やはり値段改定でしょうか・・・。

 ここにきて私が思い出したのが先日の森永製菓のホットケーキミックスの回収騒ぎ。粉に酸味が出たとのことですが、これは私の憶測ですが、ベーキングパウダーの配合を以前と同じにしてしまった可能性があります。ベーキングパウダーを入れすぎると酸味が出るのですが、このホットケーキミックス、最近容量を減らし、一袋200グラムだったものを150グラムに減量したのです。ベーキングパウダーの分量を間違えて同じにすれば、当然生地に酸味が出てきますよね。私はこのホットケーキミックスの愛用者なのでこの減量にははっきりいって怒ってます。

 このように、他社がしているからと値上げに走れば、結果的に回収の憂き目を見たり、やぶへびになる場合があります。商品に付加価値をつけてこそ通る値上げ。例えば短い3本になったちくわはもう買う気にはならない私ですが、おでんのお得袋の中にもしも単品では売っていないようなおいしそうな変わった練り製品が1つでも入っていたら、少々高くても勢いで買ってしまうことはあると思います。

 メーカーは他社の動き、めまぐるしく変わる世界情勢に決して翻弄されることなく、自社の信念を守り、値上げ・値下げの判断を下してほしいものです。デフレ時代、どう生き残るかが勝負の分かれ目ですよね。