☆米、事実上のゼロ金利に 量的緩和を導入  (12・17日経)


 米連邦準備理事会(FRB)は16日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75―1.0%引き下げ、年0.0―0.25%にすることを全会一致で決定、即日実施した。史上初めて事実上のゼロ金利政策に踏み込む。同時に長期国債の買い入れ検討なども表明。市場への資金供給量の拡大を金融政策の柱とする量的緩和の導入を正式に決めた。市場の予想を上回る金融緩和策の決定を受け、ニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が大幅反発。日米金利の逆転を受け、円相場は一時1ドル=88円63銭まで上昇した。

 米政策金利の誘導目標がゼロ%台に低下したのは初めて。金融不安と景気後退が連鎖するグローバル危機の克服に向け、米金融政策は未踏の領域に入った。

 FF金利の誘導目標は日銀の政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標(年0.3%前後)を下回った。日米の政策金利の逆転は1993年2月以来、約16年ぶりとなる。


 いよいよ米国、量的緩和を導入。史上初のゼロ金利政策に踏み切りました。「ヘリコプターベン」と呼ばれるバーナンキ議長の最後のトリガーが引かれた訳で、逆にいえばもう後はなくなったと見ることもできる訳です。

 見境もなくFRBを不良資産のコエダメのようにして、さらにドル紙幣を刷りまくるといったいどうなるのでしょうか・・・。高金利政策でマネーを呼び寄せていた米国がゼロ金利・・・・。これではますますドル離れが進み、米国債も敬遠されるでしょうね。中国はさすがに危機を察知して、内需拡大に資金投入することを既に表明・・・。うまく逃げたわけです。となると、トホホ・・・。残されたのはやはり、わが日本ですね。結局、思いっきり円高にされ、市場介入という名目で、どんどん価値が棄損していく米国債を買わされるのでしょうか。これは、なんとかしなくてはいけません。さあ、そうなる前に、「中国が内需にお金を使うなら、日本は世界の環境に貢献する為にお金を使います。」と、しっかり意志表明し、なんとしても米国の言いなりになることだけは避けねばなりませんね。

 とにもかくにも、世界経済、未踏の領域に入ったと言えるのではないでしょうか。