☆「ルイ・ヴィトン」のLVJ、銀座の旗艦店出店計画を撤回      (12・16日経)

 仏高級ブランド「ルイ・ヴィトン」商品を扱うLVJグループ(東京・港)が東京・銀座で計画していた世界最大級の店舗計画を撤回したことが15日、わかった。高額消費不振が深刻なため。積極出店を続けてきたヴィトンが計画を修正したことで、他の海外高級ブランドも日本戦略の見直しを迫られそうだ。

 銀座の数寄屋橋交差点近くに2010年に完成する「ヒューリック数寄屋橋ビル」(地下4階・地上12階建て)をほぼ1棟を借り受け、パリ店に匹敵する旗艦店を造る構想だった。 


☆米MGM、カジノホテルを700億円で売却  (12・16日経)

 米カジノ運営大手MGMミラージュは15日、ネバダ州ラスベガスのカジノホテル「トレジャーアイランド」を7億7500万ドル(約700億円)で売却すると発表した。売却先は不動産投資を手掛ける富豪フィリップ・ラフィン氏率いる米投資会社ラフィン・アクイジション。資金確保が目的。

 トレジャーアイランドはラスベガスの中心街に位置する。屋外の人工池での海賊ショーで有名。



☆米商業不動産大手、借金返済を相次ぎ延期  (12・14日経)

 米商業用不動産大手は相次いで借入金の返済先延ばしを余儀なくされている。テナントである小売り・外食チェーンの閉店が加速し、資金繰り難に陥っているため。これが商業用不動産ローン担保証券(CMBS)の一段の値下がりを呼ぶ悪循環となっている。

 ハワイの「アラモアナ・センター」など有力モールを全米で約200カ所運営する業界2位のゼネラル・グロース・プロパティーズは12月までに、資金繰り難から計約10億ドル(900億円)の借入金の返済延期を金融機関に認めてもらった。年末までに借り換えが必要な資金の手当てにめどがついていないという。


 「ルイ・ヴィトン」・「カジノ」・「マカオ」・「ハワイ」・・・。まさしく、富裕層の聖域にまで金融恐慌の波が到達した感があるニュースを今回は取り上げました。

 庶民のサブプライム問題を発端とした今回の金融恐慌ですが、いちばん痛みが激しいのは実は富裕層及び大企業、巨大ファンド・・・。つまり、力任せにレバレッジをかけまくってたところが何倍もの跳ね返りを受けて、苦しんでいるのです。そして、やはり、業種的に、最強のレバレッジが必要なのは資源開発、設備投資、そして商業用不動産開発ですよね。現在、資源開発、設備投資の打ち止めラッシュが巻き起こっていますが、特に大規模モールを展開しているところは、店子の撤退が相次ぎ、大変なことになっているのではないでしょうか。

 今、リゾートのハワイの海岸はガラガラだそうです。サブプライムで痛手を被ったカリフォルニアの人たちが行かなくなったせいもあるそう。そして、日本のブランド好きさんたちもウォン安の韓国に流れていますしね・・・。アラモアナセンターの運営も大変ですが、日本でいえば、同業のイオンのモール事業にも間違いなく暗雲が立ち込めるはず・・・。三菱商事との提携もその辺の裏事情がありそうですね。