☆「H&M」が核テナントに、丸紅が大阪で開発中の商業ビル   (12・12日経)

 丸紅は12日、大阪市中央区の旧キリンプラザ大阪跡地で開発を進めている商業ビルの核テナントに、スウェーデンのカジュアル衣料専門店、ヘネス・アンド・モーリッツ(H&M)が入居することが決まったと発表した。同ビルは2009年秋に完成予定。人気の衣料品店を入れることで、大阪・心斎橋の新たなランドマークにする考えだ。

 丸紅が建設を進めているのは「ラズ心斎橋」。地下1階、地上7階建てのビルの1階から4階部分にH&Mが入り、5―7階には飲食店が入居する予定だ。



☆大丸・松坂屋が改装凍結 来年度投資見直し、20億円節減     (12・9日経)


 大丸と松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングは、2009年度の投資を見直す。新店や増床など大型投資を除いて、改装などを原則凍結して20億円前後を削減する。消費不振で売上高が急減する中、投資効果が見込めないと判断した。東武百貨店も国内最大級の店舗改装の凍結を決めており、百貨店業界で投資抑制の動きが広がってきた。
 直営の全20店を対象とする。業界で一般的な季節ごとの売り場の模様替え、ブランドの入れ替えといった小規模な改装を原則凍結する。展示方法や品ぞろえを見直し、費用をかけずに改装と同じ効果が出るよう工夫する。


 丸紅は大物を釣りましたね。今話題のH&Mが核テナントに決定・・・。これは笑いが止まらないでしょう。東京で大行列が出来たという報道を聞き、新しモノ好きの大阪人が列をなさないはずがありません。となると、強烈な集客力がこの商業ビルには約束されたということで、当然このビル、又はその周辺のテナントにはそのおこぼれに預かろうとする企業が殺到。地域の活性化にもつながります。

 結局、人が列をなしてでも買いたくなる商品を提供する店が一軒でもあれば、人は集まり、大家は安泰なのです。これを是非、金太郎飴化してしまった百貨店の起死回生のウルトラCとして活用してほしいですね。

 大丸、松坂屋と改装を凍結するところが続々出てきましたが、これは正解でしょう。いくら多額のお金をかけて改装したところで、客がコンスタントに行列をなす店に変われるかというと大いに疑問符がつきます。つまり、ビジネスモデルを根本から変える勇気があるかないかにつきるのです。

 百貨店というものはなんといっても立地が最大の武器。H&Mなど、行列が呼べる個性的な店にどんどん入ってもらい、自分は大家になりきる・・・。この方がてっとり早いのではないでしょうか。ただ百貨店側もデパ地下のスイーツのお店などには行列を呼び込む有力店が多々軒を並べています。その客が衣料品のところまで上がってこないのが痛いところ・・・。しかし、色んな販促法を駆使すれば、魅力ある店づくりは十分できます。例えば、衣料品を5000円以上お買い上げのお客様にここのいつも行列が出来てるスイーツの店の特別非売品ショコラをプレゼントとか・・・。とにかくこのご時世、勝ち組の力を借りることがなによりの生き残る道ではないでしょうか。