☆米政府、シティに1.9兆円追加注入 不良資産30兆円損失保証 (11・24日経)
米政府は23日、経営難に陥った米銀行大手シティグループに対して、金融安定化法に基づく公的資金を使った大規模な救済策を発表した。シティが抱える3060億ドル(約29兆円)の不良資産について、損失が発生した場合に大半を政府が埋め合わせることを保証。200億ドル(約1兆9000億円)の資本注入も追加で実施する。金融危機の深刻化を防ぐため、個別の金融機関向けとしては過去最大の公的資金の投入に踏み切る。
救済策は同日深夜の異例のタイミングで、米財務省、米連邦預金保険公社(FDIC)、米連邦準備理事会(FRB)、シティの4者が共同声明の形で公表した。週明けの金融市場を意識した措置だ。
政府保証は住宅ローンや商業用不動産向けのローンなどで抱える不良資産が対象。3060億ドルのうちシティは当初、290億ドルを自ら損失処理するが、その後生まれる損失の10%はシティ、90%は政府が負担する。
GMがクライスラーとの合併を一時模索していたのは、とにかく存在感を大きくして「too big too fail」を政府、そして世論に訴えかける作戦だったと見ていますが、こちらのシティーも色々と他社との合併を模索していたようですが、政府保証がつかない限りどこも及び腰という結果に終わり、ついに、政府丸抱えの象徴的な救済策が発表されました。
シティといえばアメリカ国民にとっていちばんなじみのある銀行・・・。こういった銀行はやはりつぶすわけにはいかないわけです。そして、サウジのアルワリード王子が追加出資してくれた手前・・・。もちろん大損をこかす訳にはいかなかったわけです(笑)。
しかし、それにしても大規模な救済劇・・・。シティがここまで悪いとは薄々は分かっていたものの、これじゃ、ビッグ3の面倒みる余裕なんてもうないですよね。
しかし、AIGやシティというすねかじり虫に対してこの大甘の救済、これは米国政府そのものの財務状況が不安視される前兆ともいえます。もっと、抜本的なウルトラCが編み出した人に、それこそほんもののノーベル経済学賞をあげたい気分です。