☆新興国の資源企業、株式時価総額が急減 (11・23日経)
金融危機が株式時価総額でみた世界の企業の勢力図を塗り替えている。ピーク時の3分の1に沈む原油などの資源価格や自国通貨の下落が響き、ロシアやブラジルなど、台頭する新興国の象徴だったエネルギー会社が上位から姿を消した。大きく時価総額を減らす企業が相次ぐなかで、景気悪化への抵抗力がある日用品メーカーなどの順位が相対的に浮上。マネーが内向きにリスク回避する傾向が浮き彫りとなった。
野村証券が集計した10月末時点の時価総額を、原油など資源価格が最高値圏にあった6月末と比較した。ロシアの天然ガス会社ガスプロムとブラジルの国営石油会社ペトロブラスが、ともに時価総額を6割以上減らし、20位以下に順位を落とした。
これまでイケイケドンドンだった企業・・・。特にエネルギーセクター、不動産セクターに属していた企業が軒並み今、この金融危機のあおりで梯子を外された形に陥っています。
ガスプロム、ペトロブラス、ミタル、ラズベガスサンズ、リオ・・・。世界経済の中で台頭していたこれらの企業が歯車の逆回転で大変なことになっています。エネルギーセクター、不動産セクターに共通することは、どれもが多大な設備投資、レバレッジを必要とする産業だということです。実入りは巨大ですが、リスクも多分にあるということが今回の金融危機で再認識され、株価にも響いています。また、これらのセクターの雇用が失われるということは、もちろん実体経済に思わぬ波紋を投げかけることは必至・・・。 株安の影響もあり、世界中の人々のお財布のひもがぎゅっと締められることとなってしまうのです。
今までスタバに行っていた人がマクドにしたり、メイシーズで買い物していた人がウォルマートに変えたり・・・。といった現象が世界規模で起こるのですから、それぞれのセクターの業界地図が様変わりすることは必然となります。
ここで唯一浮上するのが生活密着企業。コカコーラ、P&G、ユニチャーム、花王、ライオン、ハウス食品など、消耗品や食品を扱う企業となります。どれだけ節約しようにも、外せないもの・・・。それは毎日の主食、飲料であるとか、ティッシュ、おむつ、トイレットペーパーなどの消耗品ですよね。さらに、洋服よりも消耗品的要素の高い下着を扱うグンゼなども浮上する可能性があります。ユニクロが機能性下着に力を入れているのもこういう分析を行った結果だと思います。影があれば光がある・・・。今はディフェンシブ銘柄の発掘に力を入れる時期かなと思います。