☆米シティ、日本でも人員削減 日興が希望退職、40歳以上対象 (11・22日経)

 株価の急落に直面する米シティグループが、日本でも追加的な人員削減に乗り出した。傘下の個人向け証券大手、日興コーディアル証券が40歳以上の幹部を含む従業員を対象に、希望退職の募集を始めた。米大手金融機関の経営問題が、日本の雇用に直接波及してきた。

 日興コーディアルの従業員は約7000人。来年3月末時点で40歳以上となる人が対象となる。応募期間は12月上旬までで、人数の目標は定めない。年収の2倍程度の割増退職金を支払う方針。法人向け証券大手の日興シティグループ証券も今年に入って従業員数の1割に当たる人員を段階的に減らしたが、ここにきて投資銀行部門などで追加的な削減を進めている。

 米シティは世界的な金融不安に直撃され、全世界で約5万人の従業員の削減に乗り出している。シティは今年1月に日興グループを完全子会社化し、日本での金融ビジネスの強化に乗り出したばかり。世界的な金融不安に直撃され、短期間で日本での規模縮小を迫られた。


 投資銀行を襲った波はついに商業銀行という国民生活に直結したセクターへと飛び火。そして、本丸、シティの株価は暴落・・・。もはや、サウジの王子が追加出資すると声明を出しても持ち直さないほどの窮地に陥ってしまっています。

 そして、シティといえば・・・。東証にも上場し、サムライ債も発行し、さらに、日興の親会社というように、すっかり日本に十分影響を与える金融機関という座におさまっています。

 シティはおそらく、GMがライバルとのなりふりかまわぬ合併交渉に走ったように、ゴールドマンサックス、もしくはモルガンとの合併に向けて思案している最中でしょう。となると、日興の親玉が変わる可能性も出てくるのです。モルガンは東京三菱の出資を受け、東京三菱はもともとシティとは縁が深い銀行です。そして、ゴールドマンサックスは三井住友、さらに大和証券と関係が深い・・・。

 シティの運命は日興の運命でもあり、さらに言うならば、未来の日本証券市場の勢力図をがらっと変える火種となるものだということに注意しておく必要があります。