☆シャープ、液晶パネル減産 日韓台大手が相次ぎ (11・15日経)
シャープは液晶テレビ用パネルを減産する。主力の亀山工場(三重県亀山市)で12月中旬から生産を削減、減産幅は今後詰めるが生産能力比で1割超になる可能性がある。亀山工場の本格減産は2004年の稼働以来初めて。液晶テレビの世界需要減速を背景に、韓国や台湾の液晶パネル大手はすでに減産に踏み切っている。これまで急成長を続けてきた液晶分野で日韓台の大手が一斉に生産調整に入る。
液晶パネルは通常、需要が低迷する年末年始に生産調整を実施するが、減産幅は数%にとどまる。亀山工場は32型テレビ換算で月210万台のパネルを生産する能力を持つ。シャープは年末商戦のテレビの売れ行きなどを見て減産幅を決める。
☆シャープ、カルテル罰金114億円を10―12月期に特損計上 (11・13日経)
シャープは13日、2008年10―12月期決算で液晶ディスプレーの価格カルテル問題に関して米司法省に支払う1億2000万ドル(約114億円)の罰金と同額を特別損失として計上すると発表した。日本と欧州の独禁法当局も調査中のため、追加損失が発生する可能性もあり、同社の業績に大きな影響を与えることになりそうだ。
町田勝彦会長のほか一部の取締役は12月から3カ月間、報酬の10―30%を自主返上する。
シャープが度重なる悪運に喘いでいます。つい1年ほど前まではウハウハ状態の売れ行きで亀山第二工場などめいいっぱい設備投資をして、液晶、太陽電池と戦略事業に猛進していました。液晶テレビが徐々にコモディティ化していく中で量産体制を整え、これで日本以外の新興国中間層をターゲットに売りまくれば、電機業界内で圧倒的地位を築けるという思惑があったのでしょう。
しかし、想定外だったのがこの金融危機。新興国経済が疲弊し、成長が鈍化する中で、液晶がコモディティ化できる日は一気に遠のいてしまいました。そして、悲しい減産の憂き目・・・。そして、悪い時には悪い事が重なるもので、カルテル罰金がここにきてどーんと課せられ、業績に大打撃となってきました。
同じように過度な設備投資をしてしまった企業としてパナソニックがありますが、こちらは三洋電機を傘下に収めることで販路がかなり広げられます。さらに、キャッシュフローの健全性が全く違います。
しかし、シャープが太陽光発電、液晶パネルのトップ企業であるという事実は変わらず、この重大局面をどう乗り切るかで将来は全く違ってくると考えます。つまり今が正念場ということですね。私の考えとしては、虎視眈々と狙ってくる外資の脅威を避けるため、ソニーあたりとタッグを組めばいいのに・・・なんて思っています。