☆アメックス、銀行持ち株会社への移行認める FRB (11・11日経)


 米連邦準備理事会(FRB)は10日、米クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレスが銀行持ち株会社に移行することを承認したと発表した。深刻な金融危機を受けゴールドマン・サックスなど証券2社が、資金を調達しやすくなる銀行持ち株会社に移行したばかり。カード会社にもこうした動きが波及してきた。

 アメックスは移行理由について「連邦政府の金融機関向け支援策を活用するために最適」と説明。銀行持ち株会社になることで、資金調達先を多様化すると同時に資本増強が容易になるとの見方を示した。市場では、アメックスが金融安定化法に基づく公的資金の活用を視野に入れているとの見方が出ている。

 金融危機と実体経済の悪化で、アメックスの業績は悪化。同社は10月末、世界の従業員の1割にあたる7000人を削減すると発表している。


☆米家電量販2位、サーキット・シティ破綻 個人消費が不振    (11・11日経)


 米家電量販店2位のサーキット・シティは10日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、事実上破綻したと発表した。個人消費が冷え込み販売不振が続いたうえ、信用収縮のあおりでメーカーから支払い条件を厳しくされ、資金繰りが悪化した。

 同社の8月末時点の負債総額は23億2000万ドル(約2300億円)で、債権者はソニーやヒューレット・パッカードなどを筆頭に約10万社にのぼる。最近では一部メーカーから出荷前の支払いまで要求されていた。

 同社は10日、「11億ドルのつなぎ融資を受ける方向で金融機関と交渉中で、年末商戦期間も事業を続ける」と声明を発表した。


 結局今の金融危機は「信用」の喪失に根本的な原因があると思います。すべての人、企業、組織が疑心暗鬼に陥り、何を信じていいか分からず、パニックに陥り、ただ立ちすくむばかりの状態にあるのだと思います。

 今まで米国で個人消費のエンジンの役割をはたしていたのはなんといってもクレジットカード。今、「信用」の喪失で、文字通り「クレジット」を失い、クレジットカードが使えなくなってしまった人が後を絶たないそうです。ついに実体経済に金融危機が深刻なパンチをくわえ出したことを物語っています。クレジット会社の代表格、アメックスがゴールドマンなどと同じように、政府の監視を受ける銀行持ち株会社に移行したことは、大変深刻なこの状況を象徴する大きなニュースだと思います。

 それからこの実体経済の疲弊、ついに米家電量販店にまで及んできました。クリスマス、新年、と、いちばんのかき入れ時にこの暗いニュース、しかも、日本のメーカーにもとばっちりは及んでき、ますます大変な事態になりつつあります。どこもかしこもリストラの嵐・・・。どうにかしなければ、ほんと大変な事態になってしまいますよ。