☆円が急騰、対ドルで一時90円台に 対ユーロでも113円台    (10・24日経)

 24日のロンドン外国為替市場では円相場が急騰、午前10時(日本時間午後6時)過ぎに、一時1ドル=90円87銭をつけ、1995年8月以来約13年3カ月ぶりの円高・ドル安水準となった。世界的な株価急落を受け、投資家が外貨資産の持ち高の解消に一気に動いたことなどが背景。対ユーロでも1ユーロ=113円台後半まで上昇し、約6年ぶりの高値を付けるなど、円は全面高となった。

 ロンドン市場では欧州株が大幅下落して始まったことを受け、一時円買い・ドル売りが加速した。正午(日本時間午後8時)現在、円は1ドル=92円30―40銭で推移している。 


 円の急騰。まさにひとり勝ちといった様相です。ドルが今強いのはあくまでも一時的現象。というのも、これからCDSの清算、さらに破綻寸前のヘッジファンドの清算、すべてドル決済のところがほとんどだからです。結局腐っても基軸通貨、現在基軸通貨であるという重みがこの未曾有の金融危機の中でクローズアップされた一時的な現象であると私は見ています。

 その点円はとりあえずの避難先としてドワーっと買いが集まってきた状況でしょう。なんせ、リーマンのせいで国債の市場がおかしくなってもなんのその、日銀の総裁の席が空席になった時もなんのそのの日本。これは明らかに平和ボケ以外のなにものでもないのですが、この緊迫した状況下、このゆるゆる感がたまらないのでしょうか(笑)・・・。

 しかし、ここで青息吐息なのが輸出産業です。ドルのみならず、ユーロに対してまでここまで急激に相場つきが変わってしまえば、ヘッジする間もないに等しいですよね。これは大変な事態になってしまいました。しかし、ある意味ぬるま湯につかった状況であったここ何年かの追い風がいきなり獰猛な向かい風になった今、ここを乗り切れればもう怖いものはありません。

 おそらく、ここまで株安が進めば、虎視眈々と買い集めも水面下で起こっていることと思いますが、なんとか秘策を編み出し、さらなる進化をとげてほしいものです。

 ちなみに、この円の急騰はまだまだ先がありそうです。要注目です。