☆サムスン電子、米半導体サンディスクの買収撤回 (10・22日経)
韓国サムスン電子は22日、東芝の提携先である米半導体メモリー大手、サンディスクへの総額58億5000万ドル(約5800億円)の買収提案を撤回したと発表した。サンディスクが東芝への生産設備の一部売却を決めるなど両社が関係を強化。サンディスク経営陣が提案を拒否し続け、今後の交渉進展は困難と判断した。
サムスンは同日午前、サンディスクに買収提案を取り下げると通報した。サムスンは9月、フラッシュメモリー事業の強化を狙い、サンディスクに1株26ドルで発行済み株式全株を取得すると提案したことを発表。サムスンによると、5月から交渉に入っていた。
ただサンディスクは「過小評価」などと提案を拒否し続け、交渉は進んでいなかった。サンディスクと東芝は20日、両社が共同運営している三重県の四日市工場の生産設備の一部を東芝が買収することで基本合意。サムスンの攻勢に対抗するため、提携関係の強化に動いていた。
今回のニュース、おそらく東芝陣営は苦虫をつぶしたような顔になっているのではないでしょうか。サムスンに振り回され、多額の資金を使ってしまうのですから・・・。
今回の金融恐慌、その一歩手前で多額の設備投資をしてしまった企業、実に多いですよね。その頃はまだサブプライムはたいしたことのない問題のように扱われ、消費大国に変貌しつつある中国、インドの台頭、つまりデカップリング論が声高に叫ばれていました。シャープも松下もそれぞれ液晶、プラズマと工場建設に巨額資金を投じました。
今になって思えば、この資金を温存し、現在のバーゲンセール状態まっさかりの海外株式市場に参戦し、M&Aなどで有望な技術を持つ企業を傘下に収めることができたのに・・・。とか泣きごとのひとつも言ってみたくなりますよね。
しかし、今がけっぷちの韓国経済の中で将来の繁栄を模索しているサムスンだって大変だと思います。しかし、この事態はある程度予測することは可能でした。というのも、リーマンが破綻する前、最後に望みをつないだのは韓国だったことを忘れてはいけません。そして、韓国はやはり尻ごみした・・・。いまの韓国はそういう状況なのです。
東芝は、今回の生産設備買収で資金余力は減り、頼みの原子力に回せる資金は目減りしてしまいました。これが、次なる何かの争奪戦の際、どう響くかが気になるところです。