☆サッポロHD、スナック菓子に本格参入 ビール低迷で多角化 (10・20日経)


 サッポロホールディングス(HD)はスナック菓子事業に本格参入する。年内に群馬工場(群馬県太田市)に生産設備を新設。来年2月をメドにサッポロブランドでポテトチップスをコンビニエンスストアやスーパーで全国発売する。高齢化などが響いて主力のビール事業が縮小しており、食品を事業の柱に育てる。

 新商品はジャガイモを遠赤外線で焼いて作る日本では珍しいタイプ。油は味付けに限るため、油の使用量は100グラム当たり12グラムと、通常の揚げるタイプの半分以下という。想定価格は33グラム入り150円前後。同じ量のポテトチップスよりは割高だが、カロリーを抑え、健康志向に訴えることで、需要を開拓する。


☆丸大食品とサッポロHD、デザート・チルド飲料で業務提携   (10・20日経)

 丸大食品とサッポロホールディングスは20日、デザートやチルド(冷蔵)飲料分野で業務提携すると発表した。丸大の子会社にサッポロHDが49%出資し、2009年春から共同で生産・販売を手がける。成長が見込める国産原料の冷蔵デザートや健康飲料を強化する。

 サッポロHDが丸大の完全子会社で、デザートなどを生産する安曇野食品工房(長野県松本市)に出資する方針。初年度の事業規模は売上高50億円、営業利益2億円の見込み。丸大本体からは関連する3工場や、商品企画の人員を新会社に移す。サッポロ出資後の新社名や事業計画の詳細は今後詰める。

 丸大は1992年からデザート事業を始め、98年に安曇野食品を設立、量販店向けにヨーグルトやカップ入り飲料を販売してきた。サッポロHDは今年7月に子会社のサッポロフーズネットを立ち上げ、健康飲料などを拡充している。今後は丸大の生産拠点とサッポロの発酵技術や営業力を組み合わせ、事業を伸ばす考えだ。


 サッポロHDがやっとこさ事業の多角化に本腰を入れ始めました。丸大食品とのデザート・チルド飲料での業務提携・・・。これはやはり、丸大の中国でのメラミン事件が発端となっているのではないでしょうか。丸大の食の安全から見たブランド力は地に落ち、復活の為には他社の力を借りることも辞さずというところまで追い詰められてしまったのでしょうか。サッポロとしても、ビール事業ではついにサントリーに負け、恐るべきジリ貧状態に陥っています。サッポロという北海道に縁のある企業という特性を生かして、現地でじゃがいもを育て、チップスにするというぐらいの意気込みは欲しいですよね。中途半端な参入ではまた撤収の憂き目に合いかねません。

 さらに、丸大と組むデザート・チルド業界ですが、ライバルのアサヒビールは既に高級感、安心感のある成分無調整牛乳を中国で広めようとしています。恐らくメラミン汚染問題が追い風になり、需要は高まっていくでしょう。サッポロもいい技術を持っているのに不動産の含み益などが知らず知らずのうちに甘えとなり、成長のエンジンとして生かし切ることができずにいました。どうせ事業の多角化をするなら、北海道の酪農業界を救済するぐらいの一大事業に踏み切ってもらいたいものです。