☆NY原油、終値70ドル割れ 需要減鮮明、1年2カ月ぶり (10・17日経)


 16日のニューヨーク原油先物相場は急落し、終値でも1年2カ月ぶりに1バレル70ドルを下回った。米国発の金融危機が世界に広がり、需要冷え込み懸念が強まった。株安で痛手を被った投資ファンドが顧客からの解約要求に備え、持ち高を圧縮していることも下落に拍車をかけた。

 ニューヨーク・マーカンタイル取引所で指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物で期近の11月物は一時68.57ドルまで下げ、1年4カ月ぶりの安値となった。終値は前日比4.69ドル安の69.85ドル。7月につけた最高値に比べ53%低い水準だ。

 米エネルギー省は同日、米石油製品需要が年初からの累計で平均5%減少したと発表した。失業率の上昇や公共交通機関の利用拡大で通勤用のガソリン消費が落ち込んでおり、減産が追いつかない。株安や信用収縮で苦境に陥った投資ファンドは換金売りを急いでおり、原油市場からのマネー流出が加速している。


☆NY金、6日続落 12月物は804.5ドルで終了 (10・17日経)


16日のニューヨーク金先物相場は6営業日続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比34.5ドル安の1トロイオンス804.5ドルで終えた。一時788.0ドルまで下げ、9月17日以来1カ月ぶりの安値を付けた。金融市場の不透明感が強く、金を売って現金化する動きが出た。

 これまでの株式相場の下落などにより、ヘッジファンドの運用悪化観測などが出ている。損失穴埋めのため比較的底堅く推移していた金には売りが出たという。この日の高値は852.1ドル。

 銀、プラチナは続落。


 原油も金も値下がりしています。景気後退で需要減が見込まれる産業系の資源、つまり原油やプラチナが下がっているのは分かるのですが、絶対的価値のある金までもが売られているのはどういうわけでしょうか。

 これはずばり、ヘッジファンドのポジション解消の嵐の前触れだと考えられるのです。顧客からの怒涛の解約請求をこなすために、まずは現在の基軸通貨、ドルが手元になくては話にならないのです。今は、キャッシュの量で生死が判断される場面なのです。ですから、当面この商品相場は不安定な動きが続くでしょう。しかし、長期的な視点に立てば、金に限っては私は「買い」だと考えていますが・・・。