☆ロシア政府、エネルギー大手4社に9200億円融資 (10・15日経)
ロシアの天然ガス独占企業ガスプロムなどエネルギー大手4社が政府に融資を求めていた問題で、政府が4社に合計90億ドル(約9200億円)を融資することが14日明らかになった。金融危機に伴う企業支援策の一環。さらに、世界最大手のアルミ企業UCルサールなども公的資金の融資を要請していることが判明。産業界全体で資金繰りが悪化していることが浮き彫りとなった。
ロシア経済紙コメルサントによると、90億ドルのうち政府系の石油最大手ロスネフチが42億ドル、ガスプロムが10億ドル、石油2位の民間ルークオイルが20億ドル、英BPが出資するTNK―BPが18億ドルを受け取る。条件など詳細は不明だが、今後9カ月以内に期限が来る外貨借り入れに対応するものという。
☆インド航空最大手ジェット、800人削減 (10・15日経)
インドの民間航空最大手ジェットエアウェイズは15日、従業員の6%強にあたる800人を削減すると発表した。景気減速や燃料費の転嫁に伴う運賃上昇で旅客が減少しているため。急成長が見込まれ新規参入が相次いだ印航空業界は曲がり角を迎えている。
ジェットは需要低迷を受け今冬の運航便数を従来計画比15%減らす計画。採用から間もない客室乗務員800人を削減する。パイロットなどほかの部門での追加的な人員削減も検討している。
ジェットは傘下の格安航空を含めると印国内線で約3割のシェア(2007年)を握る。競合他社にも人員削減の動きが広がる可能性がある。
エネルギーで持っていたロシア経済の好調がここにきて腰くだけとなってきました。あの野心に燃えた大富豪がオーナーであるアルミ企業UCルサールまでもが公的資金の融資を要請していることが判明したことにより、ロシアの苦境は決定的なものとなってしまいました。
さらに、インドでもリストラの嵐が吹き荒れています。完全に潮目が変わってしまいました。特にITなどのソフトパワーで国の経済を気流にのせ、徐々にハードパワーへとシフトしていく中で梯子を外されたような形になってしまっているので、これからがちょっと心配ですね。ハードパワーの腰折れは、タタ自動車のナノ戦略の暗雲にも象徴されることだと思います。
残る中国、ブラジルにも暗雲が漂っています。結局、世界経済は一蓮托生。つながっているのですね。今後の世界経済の動向、そしてBRICSの底力が試される時に来たようです。