☆英、RBSなど大手3行に公的資金注入 バークレイズは見送り(10・13日経)


 英政府は13日、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、HBOS、ロイズTSBの大手英銀3行の自己資本を増強するため公的資金を投入すると発表した。投入額は3行合計で最大370億ポンド。政府が引き受けを保証し増資する。バークレイズは公的資金の受け入れを見送り、13日朝、既存株主から65億ポンドの資本を調達すると発表した。

 RBSとHBOSは政府の株式保有比率が5割を超え、事実上の国有化となる可能性もある。英政府は包括的な銀行救済策で銀行の自己資本積み増し計画を定め、500億ポンドの公的資金投入枠を設定。大手8行のうちHSBC、スタンダード・チャータード、アビー・ナショナルは自前で自己資本を積み増す方針を表明していた。



 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドと聞いて思い出したのは、ABNアムロの買収合戦。あの頃はまだまだ金融業界は白熱していて、結局バークレイズから案件を奪い取ったのがこのRBSでした。さらに、その時連合を組んだ中に、最近危機のニュースが伝えられたベルギーのフォルティスもいましたね。

 とにもかくにも、あの頃、無謀な買収をやっきになってしたところが今、思わぬ資本の痛みに喘いでいます。今回は公的資金注入を見送ったものの、リーマンの北米事業をものにしたバークレイズも、資本獲得に奔走しているようですね。

 このように、かなり英国も大変なことになっています。不動産のバブルははっきりいって米国よりすごかったし、物価高もすごい・・・。さらに産業を金融に依存しすぎていました。オイルマネーの仲介役としてバブルの米国にめいいっぱいマネーを送り込んだものの、今や世界中のマネーが安全資産へ逃避する中、商売あがったりの状態になりつつあります。

 まだまだ欧州には火種が残っていそうです。アイスランドに預けた英国資本のマネーが無事に戻ってくるかもきがかりですね。