☆上場REIT、初の破綻 ニューシティ、負債1123億円  (10・9日経)


 不動産投資信託(REIT)のニューシティ・レジデンス投資法人は9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請したと発表した。負債総額は1123億円。米金融不安によるREIT相場の低迷などで資金繰りが悪化し、予定していた大型マンションの購入資金や借入金の返済資金を調達できなかった。REITの破綻は初めて。

 ニューシティは賃貸住宅を投資対象とし、首都圏を中心に約100件のマンションなどを保有している。資産規模は約2000億円。米不動産関連のニューシティコーポレーションなどが設立母体(スポンサー企業)で、2004年に東京証券取引所に上場した。東証は同日、ニューシティを11月10日付で上場廃止とすることを決めた。 


☆新井組、民事再生法の適用を申請 負債総額449億円  (10・9日経)


 東証1部上場の中堅ゼネコン新井組は8日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日付で保全命令を受けたと発表した。子会社と合わせた負債総額は約449億円。上場ゼネコンの倒産としては今年度に入って3社目で、負債総額は最大。マンションデベロッパーの相次ぐ破綻に伴う信用収縮で資金繰りが悪化。工事未払い金などの支払いに充てる資金が調達できず、経営が行き詰まった。
 同日夕、大阪市内で記者会見した酒井松喜社長は「早期に支援会社を見つけ経営再建の道筋をつけたい。再建にメドが立った段階で社長を辞任する」と述べた。
 新井組は1944年の設立。兵庫県を地盤とし2007年12月期の連結売上高は706億円で経常利益は約3億9000万円だった。


 新興不動産デベロッパー狙いうちの破たん劇が新次元に移行。ついに上場REIT初の破たん。これは完全に不動産業界が仮死状態であることを象徴する事件です。

 さらに、中小ゼネコンの破たんも目が離せない事件です。というのも、前回の危機をしぶとく生き抜いたゼネコンの破たん、さらに新井組のメインバンクが三井住友であることに注目です。

 過去の危機では、みずほがメインの佐藤工業などは破たん処理されたにもかかわらず、三井住友がメインのフジタなどは吸収合併のような形で首一枚でつながることができました。

 しかし、今回ばかりは、三井住友がメインでも万事休す・・・。新興デベロッパーの破たんで資金を回収できなかったことが響いたのでしょう。このゼネコン破たんもあと何社か出てくるでしょうね。

 そして、またまた新次元に移っていくのでしょうか。こういった中小ゼネコンに貸し込んでいた金融業界が非常に危険です。パニックが起きる前に、政府主導で対策を講じるべきです。