☆グロソブ、7000円割れ 7年10カ月ぶり (10・8日経)
急激な円高を背景に、海外の資産で運用する投資信託の運用成績が急激に悪化している。国内最大の投信「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」(国際投信投資顧問)の7日の基準価格は6822円となり、1週間前に比べて258円下落した。グロソブの基準価格は6日から7000円を割っており、2000年12月以来、7年10カ月ぶりの水準だ。
グロソブは主要先進国の政府や政府機関が発行するソブリン債で運用する投信。安定した金利収入と円安局面での為替差益から人気を集めてきた。残高は5兆円を超える。組み入れ比率の高いドルやユーロに対して円高が進んだため、為替差損が膨らみ、基準価格が急落した。
このニュースは非常に大きな意味を持っていると思います。国の年金の不信感から家族の未来の為に「自分年金」をつくろうと、主に退職後の団塊世代の人が購入していたグローバルソブリン。海外の高格付け債券を運用の対象としていたので絶対安心の高利回り、さらに毎月、もしくは3か月ごとにおこづかい感覚で分配金が受け取れることが魅力で残高5兆円のマンモス金融商品となっていました。
円高のせいももちろんありますが、1年前にサブプライム問題が起きた当初は、ただのクズ債券の問題でしかなく、まさか自分の持っている高格付け債券にまでこのような影響を及ぼすとは思ってもいなかったことでしょう。
毎月の分配金で外食に行ったり、孫にプレゼントしたりと生活に楽しみを見出していた高齢者でしたが、7000円割れということは、今までもらった分配金が吹っ飛んだ人が続出しているのではないでしょうか。
当然、資金の流出が起きるでしょう。さらに、グロソブ保持者が節約モードに入れば、日本の消費には大打撃です。当然、クリスマス商戦にも響きます。
さらにさらに、この層は同時にオーストラリアドルやニュージーランドドルといった、高金利商品に投資していることが多いのです。こちらも通貨安に陥っています。泣くに泣けない状況です。
結局、いつも最後に泣くのは弱者・・・。そうそううまい儲け話はいつまでも続かないのですね。