☆アイスランド、民間銀を政府管理下に 金融非常事態を宣言 (10・7日経)
アイスランド政府は6日夜「金融市場の混乱で我が国は危機に直面した」と非常事態を宣言し、民間銀行を政府管理下に置く法律を緊急に制定した。すべての銀行を国有化し、海外資産売却など再建策を政府が手掛ける。預金は全額保護する方針を示している。
ハーデ首相がテレビで国民に「アイスランドの銀行が6日に金融市場で資金を調達できなくなった」と報告。同国の国民総生産(GNP)の何倍もの負債を持つ民間銀行の「実質破綻」により「最悪の場合、銀行とともに国家が破産する危険もある」との認識を示した。
過去数年アイスランドの銀行は市場から資金を調達し英国など海外で事業を積極的に拡大していた。昨年以降の世界的な信用収縮で市場ではアイスランドの銀行の資金繰り不安が浮上し、政府は9月末、資金調達に行き詰まった大手銀1行を国有化。「金融危機対応でアイスランドの財政負担が膨らむ」との懸念から外国為替市場では同国通貨が急落していた。
☆ウォンの対円相場、100円=1200ウォン台に 10年7カ月ぶり安値水準 (10・7日経)
韓国ウォン相場の下落に歯止めがかからない。ソウル市場の7日終値は1ドル=1328.1ウォンと6年6カ月ぶりの安値水準となった。円高・ドル安の急速な進行で、韓国銀行(中央銀行)によると対円でもほぼ10年7カ月ぶりに100円あたり1200ウォン台に下落。直近高値をつけた昨年7月から1年強で約6割下落した。
欧米の金融危機の深刻化で海外投資家のリスク許容度が低下し、ウォン資産から資金を引き揚げる動きに拍車がかかっている。不安心理の拡大で金融機関や企業がドルの確保に動いていることもウォン安加速につながっている。
米国、日本となかよくダウ10000ドル・日経平均10000円を割り込む深刻な状況となった株式市場ですが、こちらはそれどころではない、国家破産の危機。アイスランドと韓国のニュースです。
こうなった背景は金融有事のドル需要の一言につきます。いずれドルが暴落することは分かっていても、今現在はドルが基軸通貨なことに間違いはないのです。つまり、腐ってもドル・・・。
そして、どれも怖くて投資するところが見つけられない金融機関、ヘッジファンド、年金基金は現在の持ち高を圧縮し、とりあえずリスクのない現金に換えておこうとする。これは円キャリー巻き戻しの円高にその兆候が垣間見れますが、そういったとき、決済手段として使われるのはなんといってもドル・・・。つまり、長く持っておくには不安なドルも、今現在には必要。そして、世界中でこの動きが起こっているので当然ドル不足の状態。
そして、外貨準備高に乏しい国が真っ先にやられてしまうわけです。とりあえずアイスランドはロシアに救済してもらうようですが、そのロシアだって、実はお尻に火がついているのです。
とにかく、世界経済が早く落着きを取り戻すのを願うばかりです。