☆米AIG、アリコ売却へ 損保事業に集中 (10・5日経)
米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の日本法人は3日、AIGエジソン生命保険とAIGスター生命保険に加え、アリコジャパンを含む米アリコを売却すると発表した。これに先立ちAIG本社は事業の再構築(リストラ)の方向性について「損害保険事業に経営資源を集中する」方針を示した。日本の生保3社が売却されても保険契約は基本的に継続される見通し。
AIGが売却意向を示した日本の生保3社の保険料収入の合計額は2兆円を超え、日本生命保険など4大生保に次ぐ規模。すでに海外の大手生保を中心に買収に関心を寄せているとの見方もあり、米金融危機が国内の生保再編の引き金を引く可能性が大きい。
☆AIG、日本の3生保売却 日生・東京海上など関心 (10・5日経)
米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が日本国内の生命保険3社の売却方針を発表したことで、国内の大手生損保や外資系保険会社による大型の争奪戦に発展しそうだ。業界関係者によると、日本生命保険、東京海上ホールディングスが買収に関心を示しており、独アリアンツ、英プルーデンシャルなどの名も挙がっている。保険業界の大再編につながる可能性も出てきた。
生保3社の保険料収入は合計で2兆1000億円と国内大手生保に匹敵する。仮に全株売ると、売却額は計1兆数千億円に達するとの見方もある。
しかし、この巨大保険会社、AIGが解体の憂き目に合うなど、1年前には誰が予想したでしょうか。しかし、このサブプライム問題が中盤に入り、モノラインショックに次元が移った時点で、本当は、AIG、及び政府はこういう事態に陥る可能性を心に留めておくべきだったと思います。なにしろ、AIGはモノラインではなくマルチライン。ここがこければ、すべての保証・信用がなし崩し的に消滅するというリスクにもっと早く備えていれば、ここまでひどいことにはならなかったでしょう。同時多発テロの時に痛いほど知った再保険というものの怖さを学習しなかったのでしょうか。人は忘れやすい、学習しない生き物だということを思い知らされますね。
今やサブプライム問題から発生したウイルスはボーダレス。業種を超え、国境を越え、暴れまくっています。米国の対応が早いのではなく、そうせざるをえない状況に追い詰められている・・・。それほど、このウイルスの回りは早いのだということを心に留めておかねばなりません。
さあ、保険業界大再編の火蓋が切って落とされました。アリコジャパンは争奪戦になるでしょう。日本人はなんといっても保険好きですからね・・・。AIGが出資していた富士火災株の行方も気になるところです。