☆九州地銀10行、ATM手数料を相互に無料化 09年2月メド (10・1日経)
福岡銀行や西日本シティ銀行など九州全7県の地方銀行10行は1日、他行のATMを使う際の手数料を2009年2月をメドに無料にすると発表した。ゆうちょ銀行で来年1月ごろから民間金融機関とATMによる相互振り込みが可能になるため、利便性を高めて対抗する。
首都圏で横浜銀行など6行が無料開放したなどの例はあるが、地方の主要行すべてが参加するのは珍しい。
ほかに参加するのは肥後銀行、鹿児島銀行、大分銀行、十八銀行、佐賀銀行、宮崎銀行、親和銀行、筑邦銀行で、ATMの数は計6346台。対象は引き出しとカードによる振込で、平日の午前8時45分から午後6時まで。それ以外は105円の時間外手数料がかかる。
いよいよ地銀が動き出しました。ATM手数料相互に無料化は今後の再編を匂わすサインです。とくに、九州は戦国時代さながらの再編が既に起こっている地域。徐々にこの波は北上していくでしょう。
今、この米国金融危機。さらに日本の新興不動産業界の危機。複合的な要因から危機が雪だるまのように膨れ上がっていますが、いちばん打撃を受けているのは実は地方銀行ではないかと思うのです。地元の零細不動産会社、建設会社への貸倒れ、さらにゆうちょ民営化に対抗し、生き残りをかけるために少しでも利幅のある債券に投資しておこうとして、ファニーメイ債やリーマン債を抱え込み身動きの取れなくなったところもたくさんあると思います。
危機感を持ち戦略に磨きをかけた地銀ほど深い傷を負うといった裏目の事態も多く見受けられます。私の地元の関西でいうと、優良行だと思われていた池田銀行が投資でつまずき、泉州銀行と統合されたことが印象的です。さらに、M&Aに目覚めた野村が足利銀行を傘下に収め、これからどいういう風に戦略を打ってくるかが見ものです。おそらく、次、どこかとどこかが統合・・・。などというニュースが流れれば、雪崩のように我も我もと再編が怒涛のように進む・・・。これが今の地銀の状況だと思います。ここまで追い詰められてしまったのです。