☆仏ベルギー系大手銀デクシアに公的資金 9800億円投入へ (9・30日経)

 欧州での金融不安が一段と拡大している。フランス、ベルギー、ルクセンブルクの欧州3カ国は30日、仏ベルギー系の大手銀行デクシアに対し、総額64億ユーロ(約9800億円)の公的資金を投入すると発表。週初に銀行株の急落に見舞われたアイルランドでも政府が銀行の預金と社債の保護策を発表した。

 デクシアへの資本増強は、ベルギー政府と仏政府が30億ユーロずつ、ルクセンブルク政府が3億7600万ユーロそれぞれ実施する。株価急落などによる同行の信用リスクを押さえ込み、経営を立て直すのが狙いだ。

 デクシアは自治体向け融資の世界最大手。日本にも進出済みで、複数の自治体に対し融資や債券保有の実績がある。破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズ向けの債権額の多さなどを材料に同行株が売られ、29日だけで株価が3割弱下落していた。


☆ロシア、外貨準備を取り崩し 企業への貸し付け原資に (9・30日経)

 ロシア政府が民間金融機関や企業の対外債務の返済を支援するため、外貨準備を取り崩して対応することが明らかになった。プーチン首相は先に資金繰りの悪化する企業救済を目的に国営ブネシュエコノム銀行を通じた貸し付けを実施すると表明しており、この原資に外貨準備を充てる。世界的な金融不安でロシアでも破綻連鎖の懸念が出ており、異例の対策を迫られた。

 インタファクス通信が29日、政府幹部の話として報じた。ロシアの民間部門の対外債務は石油収入で蓄えた外貨準備高に匹敵する5000億ドル規模とされる。今回の救済策は最大で500億ドルを想定しているという。グルジア侵攻による資金流出の影響もあり、19日時点のロシアの外貨準備高は7月末と比べて約360億ドル減少している。


 なにやらえらいことになってきました。米国金融機関が密かに埋めていた地雷がここにきて世界中で弾けたような感じです。lやはり、欧州の大銀行が相当でっかい地雷を抱え込んでいたようです。ユーロという統一通貨のおかげで複数の国がタッグを組みなんとか救済への道を模索していますが、このデクシア、自治体向け融資の世界最大手で日本にも進出済みということがポイントです。なにやら一波乱起こりそうな予感・・・。

 それから、急転直下のパニックに見舞われているのがロシア。ついにせっかくたまった外貨準備を取り崩すところまで追い詰められてしまいました。これは重要なポイントです。

 つまり、ここにきて、各国がたまりにたまった外貨準備放出の必要に迫られてきたわけです。本来ならこの準備金で、政府系ファンドを通してM&Aを加速し、国の繁栄を導くはずだった大事な虎の子を泣く泣く使わなければいけないはめに陥ったわけです。この意味は重いです。

 さて、次はどこの国の地雷が弾けるでしょうか。事態は予断を許さない状況となってきました。