☆ゴールドマン、7900億円増資 バフェット氏側5300億円引き受け (9・24日経)


 米証券大手ゴールドマン・サックスは23日、総額75億ドル(約7900億円)以上の増資を実施すると発表した。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが優先株50億ドル(約5300億円)分を引き受け、残りのうち少なくとも25億ドルは公募増資で普通株を発行する。米政府は金融機関が保有する不良資産の買い取りなどを軸とする金融安定化法案を準備しているが、ゴールドマンは金融不安の再燃に備えて大規模増資に踏み切った。

 バークシャーが引き受ける優先株は利回り10%相当の配当が付く。これとは別に今後5年間の間に50億ドル相当の普通株を購入できる権利も取得した。行使価格は一株あたり115ドルと、23日のゴールドマン株の終値(125ドル5セント)を約10ドル下回る。全額が行使されれば増資額は125億ドルに膨らむ計算。


 バフェット氏がここにきて大勝負に出てきました。いちばん欲しかった獲物が出るまでじーっと待っていたのでしょう。しかし、サブプライムの初期では空売りで一人勝ちしたゴールドマンでも、米国金融がここまで崩壊すれば、巻き添えをくらうのでしょうね。バフェット氏への増資のあまりの好条件にその苦境ぶりが垣間見えます。

 しかし、穿った見方をすれば、これは弱いふり戦法と見ることもできますよ。というのも、国民の血税が注がれるこの段階で、万一、一人勝ち状態であれば、「なぜゴールドマンがリーマンを救わないんだ」とか、「なぜ、バフェットがAIGを救わないんだ」という声が出てくることも考えられますからね。一応今回のことで、バフェット氏はお役目を果たしたという世論を勝ち得ます。それもびっくりするほどの好条件で・・・。そして、ゴールドマンはバフェット氏の後ろ盾という究極の「信用」を得られます。今回の好条件の増資はそのライセンス料と見てもいいかもですね。そして、両者タッグを組んで、虎視眈々と次なるターゲットに狙いを定めていく・・・。なんてことなんですかね(笑)。次なるターゲットとしては、例えばこれから叩き売られるAIGの優良資産なんてどうでしょうか。バフェット氏率いるバークシャーは保険業。モノラインショックの時も地方債のいいのだけを買うなんて都合のいいことを言ってましたよね。AIGの保険利権をバークシャー、優良不動産をゴールドマンと仲良く分け合うなんて図式も考えられる未来予想図です。