☆三菱UFJ、米モルガン・スタンレーに出資 最大9000億円程度 (9・22日経)
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は22日、米証券大手モルガン・スタンレーに対し、第三者割当増資により20%を上限に出資すると発表した。出資比率は普通株式の10―20%の範囲としており、仮に20%の上限まで出資すれば筆頭株主になる可能性がある。
最大出資額は9000億円程度。MUFGから少なくとも1名の取締役も派遣する予定。米当局の認可を得て今後の具体的な方針を決定する。
☆ゴールドマンとモルガン、銀行持ち株会社に FRB承認 (9・22日経)
米連邦準備理事会(FRB)は21日、米証券1位ゴールドマン・サックスと同2位モルガン・スタンレーの銀行持ち株会社化を承認したと発表した。FRBによる資金供給を容易にするとともに、預金業務参入で資金繰りを支援する。2大証券を金融再編の核とする狙いもありそうだ。
米国の証券大手5社のうち3社は破綻、救済合併され、残る2社は銀行持ち株会社となる。証券会社専業の大手は消滅する。米国の金融業界の大きな転換点となる。
FRBによると銀行持ち株会社となる2社の証券子会社に対し、預金を扱う銀行と同じ担保条件で傘下のニューヨーク連邦準備銀行を通じて直接融資できるようになる。証券大手メリルリンチについても同様の流動性供給の拡大を承認した。証券大手リーマン・ブラザーズの破綻以来、証券会社の資金繰りが厳しくなっていたのに対応した。
三菱UFJがモルガンに出資。これは言ってみれば、中国との相乗りということになります。中国の今の経済状況を考えると、これ以上の出資はやはり無理だったのでしょうか。
しかし、今回の三菱のモルガンへの出資はかなり政治取引めいた印象を受けますね。やはり、米国の金融危機に日本の資金が投入されたわけです。そして、その前に、ちゃっかりとゴールドマンとモルガンは銀行持ち株会社になることを承認されています。結局、リーマンを生贄に、投資銀行最後の生き残り組2社は、大甘の待遇を受けたことになります。
今考えると、政府がモルガンをつぶせない事情があった。というのは、既に中国の政府系ファンドが多額出資していたという事実です。対中関係を悪化させると、それこそ米国の将来はありませんからね。つまり、GSE債を大量に抱えた中国を意識したGSE救済と構図は同じということになります。
結局は、政治の思惑で企業の生死も決まるのかなあという理不尽な想いがしますが、とりあえずは新たな嵐は抑えられたということですね。
さて、次なる展開はどうなるでしょうか。三菱がシティと関係が深いことも要チェックポイントですね。