☆AIG、米政府の管理下に FRBが9兆円融資  (9・17日経)


 米政府・連邦準備理事会(FRB)は16日、米保険最大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に最大850億ドル(約9兆円)のつなぎ融資を実施すると決めた。見返りとして同社の79.9%の株式を取得できる権利を政府が確保することにし、事実上、政府の管理下で再建にあたる。米国発の金融危機を防ぐ狙い。一方、FRBは同日、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現行の年2.0%のまま据え置くことを決めた。

 AIGへのつなぎ融資は2年間で、AIGの全資産を担保にする。金利はロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の3カ月物に8.5%上乗せした水準。AIGはつなぎ融資で資金繰りをつけ、時間をかけて資産売却し融資を返済する。


☆AIG破綻なら「大惨事」 米政府、金融恐慌を警戒 (9・17日経)


 米連邦準備理事会(FRB)が保険最大手、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の救済に踏み切ったのは、同社の資産規模や取引金融機関などがあまりに膨大で、破綻すれば世界的な金融恐慌につながる恐れがあったためだ。ただ救済を拒否した結果、破綻した証券大手リーマン・ブラザーズとの違いは不明確。当局のダブルスタンダード(二重基準)への批判が強まる可能性がある。

 米メディアによると、ポールソン米財務長官とバーナンキFRB議長は16日夕、民間金融機関の公的支援に批判的な議会有力者らを訪ね「AIGが破綻すれば大惨事になる」と説明、FRBの緊急融資に理解を求めた。


 やはり、最後は国が面倒みることになっちゃいましたね・・・。ま、実質、これしか道はなかったということです。このニュースを受けて、米政府のズシリと増えた重荷に、米国債の保証料は大幅に上がってしまいましたが、とりあえず、最悪のパニックに陥ることは免れました。しかし、今後のAIGの再建の道は茨の道であることは間違いないでしょう。

 さて、リーマンは見捨てられAIGは大丈夫だった・・・。この分かれ目は何だったのでしょうか。今までのところ、破綻した時の影響の度合いが尋常じゃないところ、投資銀行から一行、保険業界から一行、政府に救われました。GSE債は別格として・・・。私が思うに、これで打ち止めという感じがします。もう後は、ウミを出しきるかのごとく、ヘッジファンド、地方銀行、容赦なく淘汰の波が襲い掛かると私は考えます。だって、あのプライドの高いメリルのセイン氏が自分から救済合併を申し入れた位ですから、投資銀行救済のカードが残っていないことは明白です。そして、保険業界のガリバーAIGの処理も一応済みましたから・・・。後は、この影響が世界をどのように駆け巡っていくかが次の焦点となるでしょう。