☆AIG、直接融資要請 FRBは民間の支援促す (9・16日経)


 米連邦準備理事会(FRB)は大手証券ゴールドマン・サックス、大手銀JPモルガン・チェースなどの米有力金融機関に対し、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)を支援するために700億―750億ドルの民間融資枠を創設するよう要請した。米メディアが一斉に報じた。AIGはFRBに直接融資を要請していたが、FRBは民間主導の支援を模索しているもようだ。

 サブプライムローン関連で多額の損失を計上しているAIGは増資を柱とするリストラ策を計画していたが、投資会社などが増資引き受けに難色を示している。投資適格級の格付けを維持するためには数百億ドル規模の自己資本の拡充が必要とされる。米金融市場の動揺が広がるなか、AIGは株価急落に見舞われるなど、経営不安は幅広い金融機関に及びつつある。

 AIGは日本でAIU保険、アメリカンホーム保険などを通じ損害保険事業を展開。アリコジャパン、AIGスター生命保険、AIGエジソン生命保険で生保事業を手掛けている。


 さあ、リーマンから次の焦点は早くもAIGの命運へと移ってきています。FRBとしては、これ以上のお荷物は御免だとばかりに、民間に丸投げしようとしていますが、これだけのお荷物を抱えられる体力の持ち主は果たして・・・。あのバフェット氏へのはたらきかけも頓挫したようですし・・・。

 しかし、ここを破綻させるととんでもないことになりますよ。影響はリーマンの比ではないです。保険というものは究極のデリバティブ。仕組み債の温床なのです。いまだにくすぶっているモノライン問題がありますが、単一の保証でもあれだけの騒ぎになったのです。保証のデパートであるメガ保険会社が息絶えることは米国経済の血流を止めるに等しいことのように感じるのです。

 日本のアリコの契約者も顔色が変わって、ホームページはアクセスしづらい状態にあるようです。ここは、民間、政府、FRBがタッグを組んで処理に当たらねばならない踏ん張りどころでしょう。