☆食品世界最大手のネスレ、日本に初の研究開発拠点 (9・14日経)
世界最大の食品メーカーであるスイスのネスレは日本に初の研究開発拠点を設ける。2009年から栄養研究など3分野の拠点を順次開設、研究成果を世界各地のネスレ開発拠点に提供する。食品業界では世界規模でM&A(合併・買収)が加速、競争が激化している。ネスレは日本の製品開発や品質管理の技術は世界最高水準と判断。欧州や北米に次ぐ開発拠点と位置づけ、国際競争力強化に役立てる。
開設するのは栄養研究、飲料開発、包装技術という3分野の拠点。投資額は今後詰める。
☆セブンイレブン、コンビニ初のPB米 米食シフトに照準 (9・14日経)
セブン―イレブン・ジャパンは15日、神奈川県内の約1000店でプライベートブランド(PB=自主企画)のコメを発売する。コンビニエンスストアがPB米を手掛けるのは初めてで、コンビニでは取り扱い例があまりない5キロ入りで販売する。生活防衛意識を高める消費者の「米食シフト」に照準を合わせる。
PB米「セブン―イレブンご飯米」は、北関東産コシヒカリなどコメ数種類をブレンドする。価格は1980円。神奈川県の販売動向をみて他地域に順次展開する。
21世紀版米騒動が勃発しています。今回の騒動は供給が絞られたことではなく、安全面に置いての疑心暗鬼が募ったこと。不動産業界でおきた耐震偽装事件の食品業界版ともいえ、これからどういうことが起きるかは不動産業界で今起こっていることを参考にすればいいかもしれません。
耐震偽装事件でマンションのブランド志向が強まったように、今回の汚染米事件で、やはり、食のブランド志向が強まるかもしれません。「安かろう・悪かろう」の風潮が復活し、激安のブレンド米などは、汚染米混入の疑いの目を向けられるやもしれません。
食のブランド志向が強まれば、弱肉強食の淘汰が食品業界でも強まってくるでしょう。笑いが止まらないのはネスレなどの圧倒的知名度の巨大企業。折しも日本に初の研究開発拠点を設けるなど、今後はじまる食品業界の激震の前に確かな布石を築いているように思えてしかたありません。
それから、セブンイレブンは絶好の機会にPB米を出してきましたね。生産・流通・販売のどの時点で不正が行われるのかという疑心暗鬼が募る中、農業にも進出し、安全管理体制にも信頼がおけるセブンのお米は支持を受けるでしょう。
しかし、町の米穀屋さんで、まっとうな商売を続けてきたところまで、風評の為に疑心暗鬼の目を向けられるかもわからず、今回の三笠フーズの不祥事には怒りを隠しきれません。まして、学校給食、老人ホーム、養護施設、病院などの食事に汚染米を混入させていたことは、弱者の尊厳・健康を弄ぶことに等しく、早急の管理体制を敷いていくべきでしょう。