☆メキシコの富豪、NYタイムズ株6.4%取得 上位株主に (9・12日経)


 メキシコの富豪カルロス・スリム氏が米新聞大手ニューヨーク・タイムズの株式の6.4%を取得したことが11日、分かった。取得総額は1億2000万ドル(約128億円)前後とみられる。同社は株価が低迷しており、第三者による買収を見越した株取得など、スリム氏の目的を巡り憶測を呼んでいる。

 NYタイムズが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で明らかになった。スリム氏は同社の普通株910万株を取得、5位以内の上位株主に浮上した。スリム氏はメキシコで通信事業を営み、米誌フォーブスの長者番付(2008年版)では保有資産600億ドルで世界2位。

 米景気低迷に伴う広告収入の減少など業績不振のNYタイムズは、株価がこの1年で約3割下落した。スリム氏の株取得は割安感のある同社株への純粋な投資との見方がある一方、第三者によるNYタイムズ買収を見越し、株価の高騰を期待した投資との憶測も出ている。


☆ベネズエラ、米大使を国外追放 「クーデター、米が関与」 (9・12日経)

 

ベネズエラのチャベス大統領は11日、国営テレビとラジオを通じて演説し、「クーデターを計画した」として複数の関係者を逮捕したことを明らかにした。同大統領は演説でクーデター計画に「米国が関与している」と非難。駐ベネズエラ米国大使を国外追放することを決めた。

 国営テレビは、クーデターを計画していたとみられる現役や退役軍人が大統領府への攻撃について相談していた様子を録音した音声を放送した。こうした動きを受け、与党は全国にチャベス支援の街頭運動を呼びかけた。

 一方、野党は「11月の地方選挙を前にした煙幕だ」と反発している。チャベス大統領は2002年、反チャベス派によるクーデターで2日間だけ政権を追われたことがある。


 おととい、アメリカの裏庭のような存在であった南米が、もはや米国のコントロールが効かぬ地域になりつつあることを取り上げました。しかし、今日の記事は、そのエスカレート版ですよね。コントロールが効かぬどころか、一躍脅威になる存在感を見せつけはじめました。

 世界第2位の富豪と言われるメキシコのカルロス氏が、なんとニューヨークタイムズの株式大量取得。ニューヨークタイムズといえば、メディアの中でも米国政治の中枢を司る重要企業。大統領選の行方まで記事の内容によっては左右される可能性すら無きにしもあらずですよね。今回の一件はそれこそ米国のプライドをズタズタにされる象徴的な出来事だといえ、ある意味、ビルを買われるよりも衝撃でしょうね。

 さらに、ベネズエラがさらにヒートアップしてます。まさに、反米丸出しですよね。ロシアとの軍事演習で米国の神経を逆なでし、さらに過激な行動にこの先出る可能性があります。

 そして、先日もお伝えしたように、キューバ、チリ、ペルー、コロンビアなど、経済的・地政学的にまだまだ不安定な国も混在し、BRICS諸国の中で唯一まだ元気の残っているブラジルがこの地域をどのようにまとめるか、注目ですよね。またまた新たな火種が起こりつつある予感がしてきました。