☆ふりかけに「トミカ」のおまけ 永谷園 (9・4日経)
永谷園はおまけにタカラトミーの玩具「トミカ」を付けたふりかけ「トミカふりかけ」を29日に発売する。付くのは通常のトミカの2分の1サイズの「ミニトミカ」1台で、パトカーやダンプトラックなど子どもに人気がある「はたらく車」を10車種そろえた。「おまけが主役」のふりかけで、小さな子どもがいる家庭の購入を見込む。
カルシウム入りのおかか味。弁当に使いやすい2.5グラム入りの小袋が5袋入っていて価格は税別250円。
☆永谷園、すしの素など「なだ万」と共同開発 (8・5日経)
永谷園は日本料理店の「なだ万」と共同開発した、ちらしずしや釜飯の素(もと)を9月1日に発売する。うま味調味料は使わず、すし酢の配合比率をなだ万が店舗で出しているものと同じにした。50―60代の食に関心が高い層を中心に売り込む。
「なだ万 五目ちらし寿司」では、揚げた桜エビや山菜のヤマクラゲなど珍しい8種類の具を採用した。「なだ万 釜炊きごはん 炭火焼き鶏五目」には炭火で焼いた鶏肉を使用し、金華ハムや貝柱など5種類の食材からだしをとった。
希望小売価格はいずれも500円(税別)で、同社の一般的なすしや釜飯の素と比べると約2.3倍となる。
先日、永谷園の筆頭株主に、三菱商事が躍り出たことが明らかになりましたが、「食」ビジネスを強化したい商社にとっても、この永谷園は格好の投資先と言えるのではないでしょうか。
まずは、その多岐に渡る商品群が、すべて時流に乗っていることです。パンからごはん、外食から内食へと消費動向が変わりつつある中、お茶漬けのり、ふりかけ、すし太郎、釜めしの素などは、まさに必需品になりつつあります。さらに、永谷園は商品の付加価値をつけるのがうまいなぁと感じます。今回のふりかけにつくおまけのトミカ。これは、小さな子供はもとより、大人でも飛びつく人がいるのではないでしょうか。例えばビックリマンチョコなんかですと、中のシールだけ取ってチョコは食べないなんて不届き者もいましたが、ふりかけは毎日食べるものなので、こういうコレクション的なものにはうってつけなんじゃないでしょうか。さらに、カルシウム強化など、健康志向も強いので、一石二鳥的なお得感もあり、生活防衛にはげむお母さんの了解も取り付けやすいのです。
また、このマーケティングとは視点を変え、本格的な料理を作れるという点でも永谷園は商品開発を強化しています。高級ブランドとのタイアップです。以前から、ホットケーキミックスではホテルニューオータニと組んでいましたが、今回はすしの素でなだ万と共同開発。主婦は、家庭で割安に、高級感のあるものを作れるというコンセプトに無上の喜びを感じるのです。ちょっと手を加えるだけでかなりおいしいものができる、そして、外で食べるよりもかなりのお得感がある・・・。こういう商品は、今後も受け入れられるのではないでしょうか。
ただ、どんなにいい会社でも梯子を外されれば奈落の底まで落ちていくこのご時勢・・・。永谷園のように商品群が非常に多岐に渡る企業は、今回の原材料高、かなりこたえていたと思います。そこで、財務面、信用力、さらに原材料調達先として、今回の三菱商事とのタイアップは非常にいいニュースだと思います。三菱商事にしても、いい大口顧客ができたとにんまりしているでしょう。さらに、模索しているのは、疲弊気味の傘下外食グループと、永谷園の外食事業とのタイアップではないでしょうか。永谷園は、てんぷらやさんや有機野菜などを使った自然食レストランなども展開してますからね。まさに、WinWinの関係になることを期待しましょう。