☆オリックスとセゾンが統合交渉、個人・法人を網羅 資産11.5兆円 (8・5日経)
オリックスとクレディセゾンの大手上場ノンバンク2社が経営統合交渉を進めていることが4日、明らかになった。来年秋の実現を目指す。リースや不動産など法人ビジネスを得意とするオリックスと個人向けカード大手セゾンが補完し合う組み合わせで、実現すれば総資産で約11兆5000億円と群を抜く規模の「総合ノンバンク」になる。貸金業法改正や景気低迷で国内の金融環境は厳しさを増しており、業界再編の動きが加速しそうだ。
両社はセゾン株式の12%弱を保有する筆頭株主であるみずほフィナンシャルグループをはじめ、主要な金融機関に経営統合の考えを伝えたもようだ。来月の基本合意を目指して最終調整を進めている。みずほ側の同意を前提に、統合に関する条件を詰める。
☆オリックスと13地銀が提携 中小企業支援 (8・3日経)
オリックスは北海道銀行、西日本シティ銀行など地方銀行13行と、中堅・中小企業の海外進出支援やM&A(合併・買収)仲介などで提携する。取引先企業の情報やニーズを共有し、地域をまたぐ企業間の提携や資金融資などに共同であたる。全国に拠点をもつ大手銀行に対抗し、互いの顧客基盤をいかして営業強化につなげる。
オリックスとの提携に合意したのは北海道、西日本シティのほか、大垣共立銀行、中国銀行、北陸銀行、もみじ銀行など。さらに複数の銀行と交渉中で、提携先は17行程度になる見通し。
☆オリックス不動産、杉乃井ホテルを運営 加森観光から継承 (8・3日経)
大分県別府市の大型温泉リゾート施設、杉乃井ホテルの運営に、施設を所有するオリックス不動産(東京・港)が直接乗り出すことが31日分かった。運営委託していたリゾート会社、加森観光(札幌市、加森公人社長)から運営を引き継ぐ。加森観光の全額出資会社、杉乃井リゾート(札幌市)の全株式をオリックス不動産が8月末に取得し、従業員約350人も引き継ぐ。取得金額は明らかにしていない。
杉乃井ホテルは1944年創業。九州を代表するホテルとして知名度が高かったが、債務超過に陥り2001年5月に大分地裁に民事再生法の適用を申請。オリックスグループが施設を買収し、加森観光が運営を引き受ける形で02年9月から再建を進めてきた。すでに再生手続きを終えている。
オリックスがついに業界本格再編への口火を切ってきましたね。いまや、ノンバンクは惨憺たる状況・・・。成長路線を描く未来図を失い、大手のプロミス・アコムといえども、メガバンクの庇護のもと、なんとか生き延びているような状況で、独立系のアイフルや武富士は過去の栄華を懐かしく思うほどの凋落ぶり・・・。業界全体の活性化が是非とも必要な状況でした。
オリックスを応援するかはともかくとし(笑)、戦略はセンターピンをはずさないすぐれたものだといえるでしょう。
今回のニュースは法人に強いオリックス、個人に強いセゾンが、互いに欠けたピースを埋め合う意味では納得ですね。ただ、私が特に戦略に磨きを感じるのは、このニュースよりも、実は下の2つなのです。
これだけまるで国策のように弱小不動産会社の淘汰が連鎖すると、地銀の疲弊は目を覆いたくなるほどだと思います。そして、地銀は自らを守るため、きらりと光る技術を持つ中小企業への融資を軒並み絞ることは目に見えています。地方のリゾートホテルなどもすごく苦しんでいると思います。
オリックスは圧倒的な資金力を武器に、おいしい案件をどんどん取り込んでいくのでしょうか。弱肉強食の最たるものですよね。オリックスが地銀とのパイプを手にしたことは思ったよりも大きなニュースなのだと思います。