☆農業や環境ベンチャーに投資、最大規模ファンド 農林中金など (8・4日経)
農林中央金庫は農業や環境ベンチャーなどに専門に投資するファンドを立ち上げる。ベンチャーキャピタルの日本アジア投資などとともに21億円を出資し、5日に設立。年内にも投資を始める。農業向けファンドはこれまで地方銀行が設立した例があるが、全国規模で大掛かりなものは国内で初めてという。
設立するのは「アグリ・エコサポート投資事業有限責任組合」で、日本アジア投資子会社のJAICシードキャピタルを中心に運営する。農業や環境分野で、金融機関から融資を受けにくいベンチャーや新たに農業を始めた個人などを中心に、10年間で40件程度の投資を見込んでいる。
☆農林中金、米住宅公社債を5兆5000億円保有 国内で最大規模(7・18日経)
農林中央金庫は17日、米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の住宅公社2社が発行した債券を合計5兆5000億円保有していることを明らかにした。内訳は機関債が2兆円、住宅ローン担保証券(モーゲージ債)が3兆5000億円。保有額は三菱UFJフィナンシャル・グループの3兆3000億円を上回り、国内金融機関で最大規模となる。
農林中金は日本屈指の機関投資家で、積極的に海外運用を手掛けている。上野博史理事長は同日、記者団に対し「住宅公社2社は米政府の住宅政策の根幹を担っている。(米政府の支援が確実で)米国債とほぼ同じ信用力がある」と強調。同債券が格下げとなり多額の損失が発生する可能性を否定した。
住宅公社2社の株価は急落しているが、同債券相場は比較的安定している。農林中金は「公社2社の株式は保有していない」としている。
農林中央金庫といえば、お固い保守的なイメージがありましたが、これだけ海外運用をてがけていたとは・・・。
今、話題のエージェンシー債を国内ダントツ一位の5兆5000億円も抱え込んでいたのにはびっくりでしたね。しかし、まだまだお尻に火がついた状態という危機感が感じられず、最近でも日興シティ傘下の投資会社、日本アントファクトリーを三菱商事と共に買収予定のニュースが出るなど、ますます投資事業を活発化させています。
私は本日出たニュースにあるような案件が、本来の農林中央金庫にふさわしい投資戦略であると思います。今後、日本の存亡に関係する重要な産業はまちがいなく農業・環境分野におけるこれまで蓄積されてきた技術力をどう開花させるかにかかっています。これまでベンチャーに融資してきた地銀が疲弊する中、全国のJAを束ねる圧倒的な組織力を存分に生かし、農林中央金庫には、是非とも地に足のついた、投資戦略をとってほしいと思います。