☆米地銀ファースト・プライオリティが破綻 今年8件目 (8・2日経)


 米連邦預金保険公社(FDIC)は1日、米フロリダ州の地方銀行、ファースト・プライオリティ・バンクの業務停止を発表した。米銀の破綻は今年8件目。FDICは既にジョージア州のサン・トラスト・バンクなど2行を受け皿銀行に選定しており、両行が預金などを承継する。

 ファースト・プライオリティの総資産は6月末時点で2億5900万ドル(約277億円)。一般口座の預金についてはFDICが1人当たり10万ドルまで保護する。

 FDICによると、保護の上限を超える預金額は約840口座の合計約1300万ドル。預金保護にFDICが投入する資金は約7200万ドルにのぼる見通し。


☆米地銀インディマック、会社清算申請 (8・2日経)


 米地銀大手インディマック・バンコープ(カリフォルニア州)は1日、米破産法7条に基づき会社清算を申請した。米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で明らかになった。同行は住宅ローンの焦げ付きが拡大して経営が急速に悪化、預金取り付け騒ぎも起きて7月上旬に米連邦預金保険公社(FDIC)が業務停止を命じた。FDICは同行の管財人となり受け皿機関を探していたが、結局、買い手が現れなかった。


 インディマックの取り付け騒ぎの映像は、英国で起きたノーザンロックの取り付け騒ぎを彷彿とさせる印象深いものでした。

 現在、米国内で、地銀がサブプライムの痛手が大きいカリフォルニア、フロリダなどを中心に、ドミノ倒しのように破綻し、地方経済の疲弊が深刻。ついには破たんする地方自治体まであらわれ、これがモノラインの危機と相まって、、地方債のさらなる不信任につながっていくことでしょう。

 重要なのは、ノーザンロックは救われたが、インディマックは救われなかったという事実です。ベアスタンズは捨て身の戦法で救ったにもかかわらず、それ以外には目をつぶるという暗黙の意志表示。

 これが、地銀の連鎖倒産につながっているのでしょう。

 ビッグ3の業績が不振、スターバックスの大規模リストラ・・・。と、不況風が吹けば、当然、地元に入る法人税の納入額も大幅減になることは必至。さらに、住宅価値の棄損、高額納税者であった金融マンの大規模リストラで固定資産税、所得税、住民税なども大幅減になることは必至。

 泣きっ面に蜂状態の地銀・・・。当面、この苦境は続きそうです。