☆オリックス、中国科学院のファンドに出資(7・22日経)
オリックスは21日、中国科学院が主体となって設立したプライベートエクイティファンドに3億元(約46億円)を出資した。IT(情報技術)、バイオテクノロジー、ハイテク事業を手掛ける中国のベンチャー企業に投資し、企業価値を高めて株式の上場益を狙う。有望企業への直接出資も検討する。
ファンドの運用資金は10億1000万元(約156億円)で、オリックスのほか中国科学院と中国輸出入銀行、イスラエルの大手保険会社ハレルグループなどが出資した。中国科学院傘下のIT・バイオベンチャーなど約500社を主な投資対象とする。
☆りそなが人民元建て商品 仏大手クレディ・アグリコルと組む(7・22日経)
りそな銀行は7月中に仏金融大手クレディ・アグリコルと組み、企業向けに中国人民元建てで金融派生商品(デリバティブ)関連商品の提供を始める。中国から原材料などを輸入する日本企業が為替リスクを抑える仕組みとする。りそなグループは4月にクレディ・アグリコルと提携拡大をめざすことで合意しており、今回の新商品が具体策の第1弾となる。
4月の提携拡大の合意では、日本国内を中心とするりそなグループの法人顧客に、クレディ・アグリコルの法人・投資銀行部門であるカリヨンの商品やサービスを提供する方針を打ち出した。手始めにアジア通貨に関するデリバティブ取引で協業をめざし、このほど人民元建てで始めることになった。
昨日もお伝えしたように、中国政治・経済はいまや正念場。北京オリンピックをなんとしてでも成功に導きたい中国共産党のメンツに押され、多少の経済の失速は容認。北京の環境を良くしようと近隣工場の操業停止、車両規制、さらに空港の閉鎖など、経済インフラの流れを寸断するような、なりふりかまわぬ政策も横行し、人民の不満はいたるところで爆発しつつあります。さらに、ヨット競技が行われる青島で大量のアオコが発生するなど、オリンピックの成功に冷や水をあびせかけるような事態も後をたちません。
そうなると、もう、中国経済はだめなのでしょうか・・・。よいう疑問が頭をもたげると思います。私の予想では、しばらくの間、大波乱も起こりうると思っています。というのも、中国人民の大多数が借金をしてまで投機に走った事実があるからです。一般庶民が濡れ手に泡でお金儲けができるほど、世界経済は甘くできていないのです。
しかし、だからといって、この先の中国経済に未来がないかというと、私は全く別の見解を持っています。もちろん、共産党一党独裁の中、経済だけの資本主義が発達し、数々の矛盾が渦巻く現状では、しばらくは痛みをともなう激動が起こるはずです。銀行の不良債権も尋常ではないはず。さらに、企業が借金をして、株式投資をしている例も多数あるため、企業の淘汰も半端じゃなく起こるはずです。ただ、その時期を経て、中国が真に、世界の工場から世界の市場へと脱皮できたとき、恐るべき筋肉質の繁栄が達成できる可能性はなくなっていません。
今は、いってみれば、壊して創り上げるという、激動の過渡期に当たるのではないでしょうか。
そういえば、去年、シンガポールの政府系ファンドがペトロチャイナなど主要株を高値で売り抜け、中国投資から撤退するかと思えば、未公開株へと資金をシフトしたというニュースがありましたよね。
今日のオリックスの記事を見て、私は同じ匂いを感じました。戦略に磨きをかけた企業は、中国株なら何を買ってもいいというのではなく、既に選別色を強めています。中国の中から明日のトヨタがみつかる可能性も多分にあるのです。ですから、今できることは、中国の中で不良債権の少ない有望株を見つけること、さらに、この先切り上げが予想される人民元に狙いを定めた投資など、中国に残された未来の原石をリサーチすることではないでしょうか。ただし、こういう未公開株などは、私たち一般庶民向けのものはなかなかないのが現状です。そこで、私が提案したいのは、今、暴落している株式上場銘柄の中から、未来のトヨタを見つけ、それを安値で分散投資し続けることです。もしかしたら、将来、それが打ち出の小槌となることも夢ではないでしょう。