☆中国河北省の公安局爆発で10人負傷 香港人権団体伝える (7・21日経)
香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは20日、中国河北省広宗県の公安局で今月9日に爆発があり、10人が負傷し病院に運ばれたと伝えた。
同センターは、爆発の原因は不明としながらも、地元住民の話から公安局に不満を持った住民が起こした事件の可能性が高いと指摘している。病院に運ばれた人の大半は、爆発で割れたガラスの破片で負傷したという。
中国では今月1日、刃物を持った男が上海の公安局の分局を襲撃し6人の警官が死亡する事件があったほか、公安当局を標的にした暴動も相次いでいる。
☆英大手銀バークレイズの増資引き受け破談? 中国国家開発銀 (7・17日経)
中国政府系銀行、中国国家開発銀行が予定していた英大手銀のバークレイズの増資引き受け計画が破談になる可能性が出てきた。中国経済誌の財経(電子版)は16日、中国国務院(政府)が国家開発銀の引き受け計画を承認しなかったと報じた。
サブプライムローン問題の長期化で欧米銀の損失が拡大し金融不安が払拭(ふっしょく)されないなか、中国政府が欧米金融機関への投資に消極姿勢を示したとみられる。バークレイズの株価は国家開発銀が昨年7月に初めて取得した価格と比べほぼ半値に下がっている。
バークレイズは6月25日、総額45億ポンド(9000億円強)の増資計画を発表。昨年7月に15億ポンドで約3%のバークレイズ株を取得した国家開発銀も新たに1.36億ポンドの増資を引き受ける予定だった。
もうすぐ北京オリンピックだというのに、お祭り気分どころか、いやーな雰囲気が北京の空のようにくぐもった暗雲のごとく、中国政治・経済に立ちこめています。
まずは、もう、昔のような完璧な情報統制は無理だということ。これが大きいです。ネットがこれほど発達してくると、以前には気付かなかった格差、これまで明るみに出てこなかったもろもろの情報が瞬時に不特定多数に到達し、人民の不満はインフレによる物価高の影響もあり、最高潮に達しようとしています。各地で暴動が起き、共産党一党独裁政治の限界が露呈しつつあります。これで、株式市場が順調なら、まだ、救われるのですが、93%もの投資家が損をし、そのほとんどが自分が損をしたのは政府の政策のせいだと思っているとのことですから、こりゃ、もう、救いようがないかもしれません。食べ物とお金の恨みがいちばん恐ろしいですからね。
中国政府としては、やはり、背に腹は代えられない共産党独裁の維持。多少の経済の失速は犠牲にしてでも、自らの保身のため、人民の不満を解消すべく、インフレ退治を断行しなければならない。
しかし、これが人民元高容認へとつながり、結果として、中国の輸出向け工場としての魅力がなくなり、夜逃げ同然に脱出する企業もどんどん出てきているそうです。
さらに、世界一のとてつもないドル資産を持つ中国にとって、止まりそうもないドル安は資産の急速な目減りを意味し、見過ごせない事態になりつつあります。サブプライムの初期に決断したブラックロック・モルガンなどへの出資が軒並み、大きな含み損となる中、更なる投資に弱腰になっている様子は、中国が自信を失いつつあることの表れだと思います。バークレイズの増資、破談となりそうだというニュースがこれをよく物語っていますね。
問題は、中国経済が、ソフトランディングできるかどうかです。中国はとにかく何をするにもスケールが違う。株が上がるときも、すごい勢いでした。さて、これがしぼむ時、軟着陸は可能なのでしょうか・・・。どうも、疑わしいですよね。さらに、そろそろ日本の優良銀行にも迫りつつある米国住宅公社債券問題。あの、ファニーメイなどの債券ですが・・・。中国の銀行はいったい、どれほど持っているのでしょうか。考えると鳥肌ものです。それでなくとも、隠蔽された不良債権の問題があぶりだされる時は必ずやってくるでしょう。