☆燃料電池を低価格に 日清紡と東工大、カーボンで白金代替 (7・12日経)

 日清紡は東京工業大学と組み、燃料電池の触媒に高価な白金(プラチナ)ではなくカーボン(炭素)を使う技術を開発した。カーボン触媒の費用は白金の10分の1で、自動車用なら燃料電池コストを約40万円減らせる。2009年度までに技術を確立。家庭用や自動車用に供給する。他のメーカーも代替触媒を相次ぎ開発している。燃料電池の普及を後押しするコスト低減の動きが広がってきた。

 二酸化炭素(CO2)排出量を少なくできる燃料電池は自動車や家庭用向けに需要拡大が見込まれる。実用化に向けて、燃料となる水素の供給体制を築くことに加え、価格が高騰する白金に代わる触媒の開発が課題になっている。


☆ホンダ、新型燃料電池車を日本でリース販売 11月から (7・2日経)


 ホンダは2日、新型燃料電池車「FCXクラリティ」を11月から日本でリース販売すると発表した。すでに米国では個人客中心にリースを始めた。日本では主に法人向けに提供する。日米合計で3年間で200台をリース販売する計画だ。

 同日、右側に運転席がある日本仕様車を報道関係者に初めて公開した。主要国首脳会議(洞爺湖サミット)で展示し、海外のメディア関係者らに試乗してもらう。日本でのリース先は、水素補給の環境の有無などを考慮して選ぶ。すでに多くの法人からリース希望や問い合わせがあるという。

 今回、リース販売を始める車両は1回の水素充てんで620キロメートルを走行できる。「車本体は十分実用レベルに達し、量産技術もすでに準備している」(ホンダ)としており、リースで燃料電池車の認知度を高め、国内の水素スタンドの早期整備を促す考えだ。


 究極のエコカーといわれる燃料電池車。水素を燃料とし、走行中に水しか排出しないからです。しかし、そのコストの高さとインフラ整備の問題で、まだまだ実用化までの道はほど遠く、ハイブリッドカー、電気自動車の影に隠れた状態にみえます。

 しかし、本日取り上げたニュースにもあるように、どんどん研究開発の成果があがり、低コスト化への道が開きつつあります。そして、あのホンダが密かにこの燃料電池車を本命視しているような動きがどうも気にかかります。走行距離がガソリン車と変わらないことが、やはり圧倒的な強みですね。

 低価格の燃料電池の開発が機運に乗れば、まずは、住宅に普及するでしょう。というのは、水素充てんタンクが定位置に据え置けるので、インフラ作りがいらないから、自動車よりかは普及が難しくないと思うのです。

 そして、問題は自動車用の水素ステーション・・・。こちらの方はトヨタや新日本石油が参加する燃料電池の普及団体、「燃料電池実用化推進協議会」が2010年までに水素ステーションの標準仕様を決めると発表していますが、商用化の実現のためには、ライバルである電気自動車の研究がどこまで進むかによって、左右されると思います。

 それにしても、自動車会社は、ガソリンに変わる代替エネルギー、どれが覇権を握るか定かではないため、全分野に研究開発費を投入しなければいけないのがつらいところですよね。今後も、次世代自動車の開発動向から目が離せません。