☆蓄電池用炭素素材、韓国に生産拠点 新日石が現地大手と合弁 (7・3日経)
新日本石油は韓国石油大手のGSカルテックスと提携し、蓄電池用の炭素素材を韓国で生産する。現在は携帯電話用バッテリーなどで使われており、今後は太陽光発電システムや風力発電の蓄電池向けの需要拡大が見込める。同社は国内では川崎市に生産設備を設けて試験生産を始めている。韓国にもGSカルテックスと生産拠点を整備し、需要拡大が見込めるアジア市場を開拓する。
3日午後、韓国で調印し発表する。まず両社で事業化調査を実施。採算性が確認できれば税制面の優遇措置がある韓国南東部の慶尚北道・亀尾市で合弁工場を建設する。2010年に商業生産を開始。15年に年商50億円を目指す。
☆太陽光パネル、昭和シェルが最大級工場 投資1000億円 (7・2日経)
昭和シェル石油は2011年に1000億円強を投じて世界最大級の太陽光発電パネル工場を建設する。年間に生産するパネルの総発電量は原子力発電所1基分に当たる1000メガ(メガは100万)ワット規模。従来型より製造コストが安い新世代型を量産し、シャープなどに次ぐ世界大手に浮上する。住宅向け太陽光パネルは政府が補助金創設の方針を打ち出し、市場拡大が見込まれる。ガソリン販売が減少する中、昭シェルは太陽光パネル事業を新たな収益の柱に育てる。
昭シェルは銅やインジウムなどの金属化合物を使う新世代太陽光パネル製造の独自技術を持つ。現在主流の従来型はシリコンを大量に使うが、シリコンは需給逼迫(ひっぱく)で価格が高騰している。シリコンを使わない金属化合物型のコスト競争力が高まったため大型投資に踏み切る。
石油関連企業の「脱石油」戦略が加速しています。原油バブルは私は直に破裂すると考えていますが、仮にこの高値が続いたとしても、石油会社にとっていいことは何もありません。権益というおいしいところを持っている産油国、商社だけが潤い、消費者との板バサミにあえぐ中間業者は疲弊するばかり。180円という未曽有のガソリン価格を目の当たりにし、生活防衛の為に消費者はクルマ離れを起こし、企業は猫も杓子も代替エネルギーの事業化にしのぎを削っていますね。
産油国ですら、原油バブルで稼いだドルを必死に代替エネルギーを生み出す設備に変えようとしているのですから、皮肉なものです。
石油関連企業の中では、今日取り上げる、新日本石油と昭和シェルが、かなり新時代のエネルギー開発に向けて、熱心ですよね。今回、新日本石油は蓄電池用炭素素材で韓国の企業と提携。そして、太陽光パネルの世界最大級の工場を建設する昭和シェルはサウジとのパイプがあります。
代替エネルギービジネスは大きなところに採用されたもの勝ち・・・。結局、スピード勝負なのです。となると、昔のように、系列・メインバンク、様々なしがらみ・・・。は、今や関係なくなっているのです。技術力のあるところなら、大学でも、ベンチャーでも、国境の枠を超えてタッグを組み、いち早く、影響力を持つ国、自治体、企業、組織に採用され、その分野での覇権を握る・・・。仁義なき戦いが今後も繰り広げられるでしょう。