☆テーマパークのキャラクター事業、サンリオが海外進出(6・26日経)

 サンリオは海外でテーマパーク向けのキャラクター事業に進出する。第1弾として台湾の大手テーマパーク運営会社と提携し、サンリオのキャラクターの台湾内での独占使用権を有償で供与する。ホテルなど関連施設の設計や運営も指導し、売上高に応じたロイヤルティー収入を得る。生活水準の向上に伴いテーマパークの建設が相次ぐ他のアジア地域にも対象を拡大、新たな収益源とする。

 サンリオの台湾子会社が現地の剣湖山世界(雲林県)と業務提携した。剣湖山はサンリオに2億8000万円を支払い、台湾で開発・運営する施設に5年間、サンリオのキャラクターを独占的に使える権利を取得した。


☆サンリオ、テーマパークの株式評価額ゼロに(4・17日経)


 サンリオは保有する2つのテーマパークの株式の評価額をゼロにする。2008年3月期の単独決算で、サンリオピューロランド(東京都)とハーモニーランド(大分県)の株式評価損計11億円を計上する。入場者が伸びず赤字が続いており、今後も回復が見込みにくいと判断した。

 この結果、前期の単独税引き利益は従来の増益予想から一転、前の期より18%減の13億円となったもようだ。


 強力なキャラクターを持ちながら、日本ではすっかり成熟したイメージとなり、国内テーマパーク事業も思うように利益をあげれていないサンリオ。

 しかし、日本のアニメと同様、サンリオは、キャラクタービジネスとして海外に進出することで、驚くべき潜在パワーを発揮できるのではないかと私は見ています。

 「マライアキャリーがキティー好き・・・。」という話もあるぐらい、意外と著名人にサンリオファンが多く、マーケティングに磨きをかけて、海外に浸透させれば、一躍ブームになる可能性はあるでしょう。

 さらに、一人っ子政策で子供を大切に育てる巨大市場、中国で文房具やグッズをもっと積極展開すれば、大きなビジネスになるでしょうね。、中国は、模倣品が氾濫する厄介な市場でもありますが、ライセンスの保護だけはぬかりなくしておけば、大きく飛躍できるチャンスが眠っています。

 サンリオの印象として、キャラクターの力はすごいパワーがあるのに、いまいち事業統括能力などはパワーがなさそうなイメージを受けます。ですから、これからの企業戦略として、リスキーな事業を自ら手掛けるのではなく、ライセンスビジネスで稼いでいく手法の方がいいのではないかと思います。マーケティング云々はアウトソーシングして、「ものづくり」、新たなキャラクターを生み出すことに社運をかけるべきだと思います。

 例をあげれば、既にゴールドマン傘下のユニバーサルスタジオではサンリオのキャラクターが使われていますよね。このように、どんどんライセンスで稼ぎ、苦戦しているピューロランドなどはマーケティングに長けている企業とタイアップして、立て直しを図るような戦略が望まれます。

 いずれにしても、今後、ハローキティーをはじめとする癒しのキャラクターが海外で活躍できる場所は、携帯コンテンツをはじめとして、知恵の絞り様により、無限に広がっていきます。そういえば、ノキアも最近日本のアニメ、キャラクターに興味深々でしたよね。、ビル・ゲイツが以前、マイクロソフト繁栄の為のウルトラCとして、ハローキティーのデジタル商標権獲得に乗り出していた事実を忘れてはいけません。

 ライセンスビジネスは、実は巨万の富を生み出すお宝なのです。