☆新型燃料電池車の生産を開始、日米でリース販売 (6・16日経)
ホンダは16日、新型の燃料電池車「FCXクラリティ」の生産を始めたと発表した。栃木県高根沢町の「四輪新機種センター」に新設した専用ラインで同日に第1号車が完成した。新型車は米国で7月に、日本では今秋にリース販売を始める予定で、3年間で200台の製造・販売を目標としている。
電気を発生させる基幹部品で、1台あたり数百枚必要なセルを機械で量産する技術を確立した。水素で走る燃料電池車は二酸化炭素を排出せず、環境対応車の本命といわれる。新型車は現行の燃料電池車「FCX」に比べ航続距離が30%長い。
米国では3年間のリース契約で月額600ドル(約6万4800円)で、すでに映画プロデューサーや俳優など5組の個人顧客を集めた。日本での価格は未定。
本日も、三菱自動車が仏プジョーと電気自動車分野で提携というニュースが出てましたね。三洋電機は既に独フォルクスワーゲンと組み、国境を越えたグローバルな提携が加速しています。国内でも、自動車業界と電機業界の境界線がなくなりつつあるのが最近の特徴。リチウム電池の分野では、トヨタが松下と、日産がNECと組み、さらにトヨタはトップの座を死守するため、リチウム電池を越えた次世代電池の開発に取り組むことを表明しました。リチウムも言わずとしれたレアメタル。それも、資源ナショナリズムの進む南米に偏在した資源です。リチウムだけに頼り続けるのも実はとても危険なのです。しかも、電動アシスト自転車やパソコンに搭載するのとはケタ違いの容量を必要とする中、枯渇することが必至なリチウムに依存しない夢の電池の開発が待たれるのです。
各企業がこうして大容量2次電池に的をしぼり、開発にしのぎを削る中、私が注目しているのは孤高の戦略を取り続けるホンダです。新型燃料電池車の生産を開始、日米でリース販売へとこぎつけましたね。もともと、ホンダはリチウム電池の開発から距離を置いているように見受けられていましたが、どうやら、燃料電池車という環境車の本命に戦略の照準を合わせてきたようです。
ここで私がピピっときたのが、もしかしたら、ホンダは岩谷産業と提携するのかしら?ということ。というのも、岩谷産業は、燃料電池搭載アシスト自転車の開発に奔走していて、どこかのメーカーと組みたがっているというニュースを前にどこかで聞いたことがあるからです。ホンダは言わずとしれた二輪車メーカーでもあり、電動アシスト自転車も開発していますよね。この分野で提携し、さらにその提携が発展し、今回の新型燃料電池車の分野でもタッグを組むことにでもなれば、両社にとって、すごくいいのではないでしょうか。
自動車業界の中では孤高の戦略が際立つホンダ、しかし、この戦国時代まっただなかの自動車業界を制するためには、異業種とのタッグも、求められる戦略といえるのではないでしょうか。