☆iPhone国内で販売 ソフトバンク、年内に(6・5日経)

 ソフトバンクモバイルは4日、米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」を2008年中に日本国内で発売すると発表した。音楽や動画を再生する機能が優れているiPhoneは昨夏に米国で発売されて人気を呼び、日本での販売をめぐってソフトバンクとNTTドコモがそれぞれアップルと交渉していた。ドコモはアップルと条件が折り合っておらず、日本国内では当面、ソフトバンクだけが扱う見通しになった。
 iPhoneは携帯音楽プレーヤー「iPod」と携帯電話の機能を融合したタッチパネル方式の端末。欧米で540万台以上を販売。米国での価格は現在、メモリーの記憶容量の違いで399ドルと499ドルの2種類ある。


 ソフトバンクがまた携帯業界に荒波を起こしそうですよね。孫さんは、アジアのモバイルを制したものが世界を制するという考えの元に事業戦略を立てているようですが、今回のアイフォーンで、またひとつ駒を進めたようですね。

 今回、アイポッドの支持者を取り込む形でかなりアップルに有利な契約でアイフォーン発売へと持ち込んだようですが、私は今回の戦略は当たると見ています。ドコモはまたしてもソフトバンクにしてやられたわけですが、実は、私は今回のソフトバンクの戦略でいちばんワリを食うのは他ならぬauだと見ています。なにしろ、これまでauが好調だったのは、音楽ヘビーユーザーの支持を得ていたからに他なりません。もちろん、auの携帯もどんどん進化しているので、急激にユーザーが流出するという事態にはならないと思います。最近は複数年契約、端末の分割払いというように、そう簡単に解約できない仕組みになっていますからね。

 ですが、新規契約者の観点から見れば、話は違ってきます。ソフトバンクはホワイトプランの学割、ディズニー携帯、そして今回のアイフォーンと、ずばり、若年層を満足させる戦略に磨きをかけていってるからです。例えば家族割なんかを使う場合、家族同じキャリアを使うとなれば、まず、子供が最優先に選び、親が追随する・・・。こんなケースが今後増えると考えれば、今後の携帯業界勢力図は大きく変わる予感がしますね。それから、この若年層に訴求する戦略、一人っ子の子供を猫可愛がりしている中国ならどういうことになるでしょうか・・・。ここに、ソフトバンクの最終目的が潜んでいるような気がします。

 また、今回のニュースで携帯端末メーカーの復権がますます際立ってきました。ドコモが売りだすプラダ携帯の発表が、プラダとLG主導で行われたように、今や、すっかり立場は逆転してしまった感があります。これまではドコモなど携帯キャリアに言われるままの開発でしたのにね。まぁ、これはプラダやアイフォーンという盤石のブランドだからという特殊要因もありますが、今後はハードの面でもソフトの面でも、どことタッグを組むかで携帯の付加価値はずいぶんと変わってくるでしょう。まさに、この業界も、戦争の様相を深めてきましたね。