☆バドワイザー」に欧州大手が買収提案か・米で報道(5・24日経)

 「バドワイザー」を生産する米アンハイザー・ブッシュに対して、ベルギーのインベブが敵対的買収提案を検討している。米ウォールストリート・ジャーナル紙などが報じた。実現すれば、販売量ベースで世界1位のインベブと、3位アンハイザーが合併することになる。

 インベブとアンハイザーは、昨年以降、何度か合併交渉を行ったと報道されているが、事実上の創業一族であるブッシュ家が合併に消極的で実現しなかったという。


☆米加州の市が破産申請、サブプライム響き税収減(5・24日経)

 米カリフォルニア州北部のバレーホ市(人口約12万人)は23日、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の影響による税収減などを理由に、連邦破産法9条に基づく更生手続きの適用を申請した。米メディアによると、これまで破産申請した同州の市の中では最大。


 今、世界経済、世界覇権という面から大きな時代のうねりが襲いかかっているように感じられます。米国の独り勝ち状態がとうとう終末を迎え、欧州への大政奉還という形で覇権の巻き戻しが起こっているように感じられるのです。今日出た記事、「バドワイザーのベルギー企業による買収」が、現在の疲弊した米経済を象徴しているかのように感じられるのです。

 また、冷静さを装っているサブプライム問題、実は水面下で恐ろしいことはまだまだ起こりつつあります。証券というものへの疑心暗鬼が公的債権にまで及んだ時、どういうことが起こってくるのでしょうか。特に、サブプライム問題の直撃を受けた地方経済の疲弊はまだまだ氷山の一角しか見えてきていません。

 アメリカ民主党大統領候補は、ほぼオバマ候補で決まりそうですが、私はクリントン氏が苦戦した理由はずばり、このサブプライム問題にあると見ています。つまり、クリントン氏の大スポンサーであるウォール街の崩壊に敗因はあると見ているのです。そして、クリントン氏といえば連想するのが夫ビル・クリントン大統領時代の経済の繁栄ぶり。クリントン氏の敗北は米経済の疲弊の象徴でもあるのです。

 だからといって、米国はこのまま終わってしまうのでしょうか。私はそうは思いません。苦しい時期は当面続くでしょうが、本来の「開拓者」魂を取り戻し、初心に戻って経済の立て直しを図った時、もう1度チャンスは訪れると思います。ただ、欧州主導の経済が続く可能性もしばらくは念頭に置いておく必要があるでしょう。