☆ヤクルト本社、インドで本格販売(4・29日経)
ヤクルト本社は主力製品の乳酸菌飲料「ヤクルト」でインド市場の開拓を本格化する。デリー市郊外の工場を拠点に今後5年間で、ムンバイなど主要7都市に販売地域を広げる。65ミリリットル容器で日本の販売量の3分の1に当たる1日100万本を目指す。将来はサウジアラビアなど中東への輸出も検討する。経済成長や原油価格高騰を背景に所得水準が上昇するインド・中東で、健康志向に対応した飲料の需要が増えると判断した。
筆頭株主である仏食品大手ダノングループとのインドの合弁会社が運営する工場から、65ミリリットル容器のヤクルトを供給する。今年1月にデリー市とその周辺で発売したが、年内にムンバイとバンガロールでも販売する。その後はコルカタやチェンナイにも進出する。営業拠点を設け、訪問販売なども視野に展開する方針だ。
ヤクルトがインドに本格進出。乳製品は既にインドの食生活に根付いていることからも、成功の確率は高いですよね。しかも10億人の巨大市場。ビッグビジネスに育つ可能性大です。
ヤクルトはいきなり新興市場に殴り込みをかけた訳ではなく、実は、緻密な計算のもと、慎重に計画を進めてきました。2005年10月にダノンと合弁でインドヤクルト・ダノン社を設立し、普及に励んできました。ですから、今回の本格進出は勝算有りの満を持しての進出といえるわけです。
また2007年9月に進出したベトナムでの事業もここにきて実を結びつつあります。ヤクルトレディーと宅配という強固なビジネスモデルはどこの国に進出したとしてもぶれることはなく、現地に徐々に浸透しつつあります。
新興市場が新消費市場に変わる中、消費力をつけた層の健康志向が高まっていくことは必至です。ヤクルトは現在海外30ヶ国で生産・販売していますが、今後はオイルマネーに湧く中東市場の開拓がさらなる飛躍に結び付くでしょう。更に、1968年に進出済みの歴史あるブラジル市場の景気がいいことも追い風になりそうです。
ヤクルトの強みは、小さな容器で毎日の健康づくりのために飲み続けるというコンセプトです。そして、ヤクルト菌はヤクルトでしか作れないもの・・・。それが付加価値を生むのです。今後はヤクルトを飲まなければ1日がはじまらないという熱烈なファンを、子供からお年寄りまで増やすことが成長のキーポイントですね。更に、発酵技術をバイオに応用する研究も、事業の多角化の為には積極化する必要があるでしょう。今後、海外で、どこまで受け入れられるか、大いに期待したいですよね。