☆丸紅、銅鉱山チリで大型開発・2000億円、3割の権益取得 (4・25日経)

 丸紅は約2000億円を投じ、チリの大規模銅鉱山の開発事業に参加する。生産量の3割を引き取る権益を獲得し、2010年秋から国内需要の5%に当たる年間21万トンの銅鉱石を日本に輸入する。1つの開発事業で日本企業が持ち込む量としては最大規模となる。中国など新興国の需要急増を背景に、主要な電子材料である銅は需給が逼迫(ひっぱく)している。大型権益の確保は日本の電機、自動車各社にとって原料の安定確保につながりそうだ。

 現地の資源開発会社、アントファガスタ社(ロンドン)と近く契約する。チリ北部にあるエルテソロ銅山と、開発中のエスペランザ銅山が対象で、丸紅は両銅山の30%分の権益を13億1000万ドル(約1350億円)で買い取るほか、掘削機やパイプラインなどインフラに6億ドル(約620億円)投資する。日本企業による銅鉱山への投資規模でも最大級となる。


☆英BP・丸紅、メキシコ湾で大規模油田発見(4・4日経)

 石油メジャーの英BPが主導し日本からは丸紅が参加する企業連合は、米国メキシコ湾で地域最大級の油田を発見した。5億バレル程度の原油の埋蔵が期待され、米国全体の可採埋蔵量を約2%押し上げる可能性がある。実際の生産に向けて量の確定作業を急ぐ。

 原油埋蔵が確認されたのはニューオーリンズの南東約100キロメートル、水深1.5キロメートルにあるコディアック鉱区で、BPが64%、イタリアの石油大手のエニが25%、丸紅が11%の割合で権益を保有している。試験的な井戸を掘ったところ、厚みが150メートルある大型の油層を発見した。


☆丸紅、北海でガスと原油生産・大規模埋蔵を確認(3・5日経NET)

 丸紅とカナダ大手石油開発のタリスマンは、英領北海の未開発鉱区で大規模な天然ガス・随伴原油(コンデンセート)の埋蔵を確認した。北海の原油・天然ガス田の平均的な埋蔵量は原油換算で2000万―3000万バレルだが、今回は最低でも3500万バレルが埋まっているとみられる。北海全体の確認埋蔵量の約1%に相当する過去最高の1億バレル規模に達する可能性がある。丸紅などは4年以内に商業生産を始める方針だ。

 埋蔵が確認されたのはスコットランド・アバディーン市の東沖合200キロメートルにある鉱区。丸紅が49%、タリスマンが51%の割合で権益を保有している。試験的に井戸を掘ったところ、日量2970万立方フィートの天然ガスと日量2846バレルのコンデンセートを産出した。


 丸紅が資源会社として脱皮しようとしています。立て続けに大規模油田を発見し、ツキが回ってきたようですね。例えば今回埋蔵を確認した鉱区を含め、丸紅の子会社、MOGUSはメキシコ湾にさらに82鉱区も保有しているのです。これまでの投資の回収がこれからどんどん進んでいくでしょう。しかし、まだまだ積極姿勢は崩さず、流れが来ているうちに、チリで銅鉱山の大規模開発と、またまた新案件に参加するとのニュースですね。

 これまで資源といえばまずは三菱商事、三井物産の名が浮かんできましたが、丸紅も徐々に存在感を高めてきましたね。しかし、このところ、商社をはじめ、東芝などの大企業までもが、軒並みドル箱の資源開発にのめり込んでいくのは少し危険な兆候だと思います。はっきりいって、原油の値上がりも投機バブルの側面がありますからね。長期的に見た時、地にしっかり足をつけた経営を今しているかによって、運命は違ってくると思います。自社の利益追求ばかりにこだわるのではなく、例えば、国内の自給率を改善するための貢献など、商社ならではのノウハウで私たちの生活の質を保証してくれる企業・・・。これからはそんな企業に投資したいですね。丸紅の今後の戦略にも大いに注目しています。