☆セブン&アイ、SC本格展開・5年で20カ所に(4・4日経)

 セブン&アイ・ホールディングスは大型ショッピングセンター(SC)を5年以内に約20カ所と3倍に増やす。2011年初めまでに長野県、神奈川県など5カ所に出店するメドをつけた。コンビニエンスストア依存体質からの脱却に向け、高収益が期待できるSC事業の年商を5000億円と現在の3倍強に引き上げ新しい柱に育てる。イトーヨーカ堂や傘下に収めた生活雑貨店ロフトなどの専門店を入居させてグループ力を結集、先行するイオンに対抗する。

 同社は3月末に堺市に開業した「アリオ鳳」を含め現在7カ所のSCを運営する。入居テナントの売上高を含め、年商の合計は現在、約1500億円。これまでイトーヨーカ堂が中心に開発してきたが、今後はグループのモール・エスシー開発(東京・千代田)がSCの開発からテナント誘致、施設運営まで一括して手掛ける体制を整える。


☆ローソン、ファンケル監修のサラダ発売(4・4日経NET)

 ローソンは健康関連商品を扱うファンケルが監修したサラダ4品を8日から順次発売する。「ストレス解消」「体調管理」「ダイエット」「美肌」の4つのテーマに沿って、ビタミンCや食物繊維などの栄養素を含む素材を使ったドレッシングを入れた。

 8日に「ひじきと雑穀のサラダ」と「シャキネバミックスサラダ」を発売する。ひじきと雑穀のサラダはストレス解消がテーマで、具に雑穀や発芽玄米を入れ、アミノ酸の一種でストレス緩和作用があるとされるギャバ(GABA)を入れた「金ごまドレッシング」を付けた。

 残りの「蒸し鶏と玉子のバランスサラダ」と「豆乳担々春雨サラダ」の2品は15日に発売する。4品の価格は260-380円。


☆ファミリーマート、サブウェイと共同店舗 (4・2日経NET)

 ファミリーマートはサンドイッチチェーンの日本サブウェイ(東京・港)と共同店舗の出店に乗り出す。1つの店内に両店のコーナーを設置する。近く東京都内に2店舗、年内に首都圏で最大10店程度を開く。大手コンビニが大手外食チェーンと組むのは初めて。異なる顧客層を補完し合い集客を増やす狙いで、既存店の売り上げ減少に悩むコンビニの新戦略として広がる可能性がある。
 両社は8日、東京・千代田区内に「神田小川町3丁目店」を出店する。店舗面積は約208平方メートルで、うち約148平方メートルがコンビニの売り場になる。入り口は1つで、店内に両社がそれぞれカウンターを配置する。サブウェイの座席は17席。続いて同じ千代田区内に「御茶ノ水駅前店」を30日に出店する。


 このところ、矢継ぎ早にコンビニの新戦略が浮き彫りになるニュースが出てきましたね。今日もその中から3つ取り上げましたが、そのどれもに共通するのがコンビニの進化です。個性がない、ただ便利なだけのお店なら市場が成熟しきったこの日本ではもうそっぽを向かれてしまいます。さらに大量生産、消毒漬けのコンビニ弁当を敬遠する人も出始め、コンビニとしても新たな収益の柱を試行錯誤しながら模索している状態だといえるでしょう。

 そうした中、セブンは高収益が期待できるSC事業を活発化させてきました。この戦略は完全にイオンを意識していますね。今後のセブンの戦略を予測する上でのヒントはイオンにあってセブンにないものを探すことに尽きます。銀行もモール事業もセブンは進出を果たしましたね。手薄なものといって思いつくのはドラッグストア事業。イオンが現在強化している分野です。いずれコンビニでも医薬品が解禁になることを念頭におけば、ドラッグストアのノウハウ、セブンは是非とも欲しがっているのではないでしょうか。それから逆にセブンが手放したがっているもの。この筆頭として考えられるのは、収益の伸び悩みでいまいちグループ戦略に貢献していないミレニアム。これを手放すことも十分考えられます。強化しているSC事業の開発には莫大なキャッシュが必要ですしね(笑)。

 ローソンが郵政と組んでからというもの、コンビニの異業種タッグはほんと顕著になりましたよね。どことどこが組んでもおかしくない状況です。健康志向のローソンがファンケルと組んだのは納得できる戦略ですよね。ファンケルはこれから、化粧品事業に重点を置いて食品事業を縮小するようなことを先日ニュースで見たような気がしますが、私はこの戦略には反対です。食品事業こそが力を入れるべきものだと思うのです。ですから今回ローソンと組んだことには大賛成です。どんどん体にいいものを販売してほしいですよね。

 それから、ファミマとサブウェイが組んだのはすごく画期的なことですよね。さっきも触れたように、今、食の質について、消費者の目は厳しくなっています。セブンにしても店内調理の店を増やしていますからね。そんな中、外食チェーンと組むことは、究極の店内調理を達成することに他なりません。宣伝広告、店舗賃貸、バイト募集、あらゆる点でコストが切り詰められ、どちらにとってもいいことだと思います。原材料高で外食産業が伸び悩む中、今後もコンビニと外食産業のタッグがますます増えていくと思われます。そして、そのコンビのままで、飽和気味の日本を脱出して、海外に出店する戦略も出てくるかもしれませんね。

 今後もコンビニを拠点に異業種タッグが加速し、それを呼び水として、あらゆる業種で再編が起きる可能性があります。さらに、中堅コンビニの動向にも要注意です。コンビニの進化はまだまだ続きそうです。