☆キッコーマンが2020年経営目標、しょうゆ売上高2.7倍に (4・3日経)

 キッコーマンは3日、2020年までのグループの経営戦略と目標を発表した。主力事業の1つであるしょうゆ部門は、海外での販売に注力することで2020年には07年3月期より販売量で約2.2倍の100万キロリットル、売上高で同2.7倍の3000億円に引き上げる。このため海外の生産工場は現在の6カ所から倍程度に増やすほか、欧州では前年比2けたの成長を維持する考えだ。

 しょうゆ部門の07年3月期の販売量実績は45万キロリットル、売上高は約1100億円で、同社の売り上げ全体の約3割を占めている。一方、食料品卸売事業は海外の日本食ブームを背景に拡大が見込めることから営業、物流拠点を新たに中国、東南アジア、南米、南欧、中近東などに設ける。「デルモンテ」ブランドの加工食品事業では、中国で5月に稼働する工場のほかに販売拠点を整備し、現地市場に本格的に参入する。健康関連事業では企業買収も視野に強化を図る。


☆キッコーマンが中国に新工場、「デルモンテ」製品を生産 (4・3日経)

 キッコーマンは中国に「デルモンテ」ブランドの加工食品の工場を新設する。5月からトマトケチャップを生産し、全量を中国で販売する。同社のデルモンテ製品の海外生産拠点はタイに続き2カ所目。アジア地域では米デルモンテ・フーズからの仕入れ販売が主体だったが、自社生産の拡大で利益率を向上させる。

 工場の運営主体となる帝門食品厦門(福建省)は2006年に設立済み。資本金は約3億6000万円で、出資比率はキッコーマン子会社のデルモンテ・アジア(DMA、シンガポール)が62%、同じく子会社の日本デルモンテ(東京・中央)が5%、DMAの販売代理店のエバーウエル(シンガポール)が33%。工場は約4億5000万円を投じて同省に建設、5月に稼働する。


 食品業界の要、キッコーマンがようやく戦略的に動き出しましたね。先日からお伝えしているように、今、冷凍食品や出来合いのお惣菜に入っている添加物や原料自体の産地偽装などに神経をとがらせている人が続出、国民が「食」に目覚めはじめ、初歩的な料理の本や任天堂DSの料理ソフトなどまでもが売れ始めているそうです。

 そこでピピッとひらめきました。「家食」が増えるとすれば、何が売れるか・・・。一種の特需ですよね。それは他でもない。ずばり、調味料です。調味料ひとつとってもガラリと味は変わります。調味料といってもドレッシングから焼肉のタレから色々ありますが、まず最低限、なくてはならないものが必ずあります。お醤油、塩、砂糖、酢、みそ、ケチャップ、ソース。代替の利かないものはこんなところでしょうか。これらを混ぜ合わせることによって幾通りもの味付けが楽しめるわけです。

 その中でも日本食の代表としてなくてはならないお醤油の市場をがっちり押さえていることはキッコーマンにとっての強みだと思われます。今、日本食がブームのロシアでも、富裕層はキッコーマンブランドを選ぶそうですよね。これから新興国で中産階級、新消費者層が増えるに従い、お醤油の需要はうなぎ上りになるはずです。海外を強化するキッコーマンの戦略は的を得たものだといえるでしょう。

 お醤油の次の柱としてキッコーマンが力を入れているのが世界的認知度の高いデルモンテブランド。圧倒的消費が見込める中国についに工場新設です。世界中で富裕層が増えている現在、お金はくさるほどある人が最後の最後に求めるものはなんでしょうか・・・。それは、ずばり、永遠の命です。そんなものはどこにも売ってないと分かってはいても、今の生活が快適であればあるほど、長く、長く、生き延びたいと思うことでしょう。

 そうなると、やっぱり、健康ビジネスが究極の市場となるのです。少しでも健康で長生きするための食材を皆が血眼で求めるようになるでしょう。その時に光が当たるのが、私はリコピンたっぷりのトマトだと思うのです。その点、デルモンテでトマトケチャップを売り出しているキッコーマンはまたまた優位に立てることになるのです。特に、中国でも食の欧米化が進んでいます。洋風料理にはやっぱりお醤油よりケチャップの方がよく使いますよね。キッコーマンはトマトの力とかいうサプリも売り出しています。健康食品にも今後ますます力を入れることでしょう。健康関連事業でのM&A、どこがターゲットになるのでしょうか。今からリサーチしておく必要がありますね。