☆プレナスの営業差し止め却下・東京地裁(3・31日経)

 持ち帰り弁当店最大手で「ほっかほっか亭」チェーンを離脱して新ブランドを立ち上げるプレナスに、同チェーンの営業権を管理するほっかほっか亭総本部(東京・港)が営業差し止めなどを求めた仮処分の申し立てについて、東京地裁は31日までに、総本部の請求を却下した。プレナスは営業差し止めを受ける可能性がほぼなくなり、5月15日に予定している新ブランドへの移行が確実になった。


☆プレナス、関西営業部を新設・ほっかほっか亭と対決3・17日経)

 持ち帰り弁当店最大手で「ほっかほっか亭」チェーンから離脱し「ほっともっと」を立ち上げるプレナスは17日、関西に弁当店を出店するための「関西営業部」を設けると発表した。新ブランドがスタートする5月15日を目標に、まず直営店を出店する。ほっかほっか亭を展開するハークスレイの本拠地関西で、両ブランドが全面対決することになる。

 5、6月をメドにフランチャイズ(FC)店の募集も始める見込み。プレナスはこれまで九州・山口や東日本で「ほっかほっか亭」を展開してきたが、チェーン離脱により全国で弁当店の展開が可能になったとしている。


 しかし、こういう内部抗争みたいなものは、あまり見ていて気持ちのいいものではないですね。「お袋の味」を求める人が集う場所である弁当店であまりにもビジネスの匂いがするのはどうかと思います。たしか、プレナス傘下のフランチャイズが期限切れの商品を提供していて、それが伏線となりこういうことになったかと思いますが、今後、プレナスが関西に殴り込みをかければ、フランチャイズの取り合いを含め、プライドをかけた壮絶な争いになることは必至です。利益を度外視した安値キャンペーンなんかに走ってしまえば、両社が疲弊してしまうのは目に見えています。なんとか両社の歩み寄りの道はないのでしょうか。

 ただでさえ、今、「中食」業界にはちょっとばかり逆風が吹いています。中国産を敬遠する消費者が増えた今、デパ地価のお惣菜さえ、何産の野菜で出来ているのか気にする人が増えています。さらに、プレナスやオリジン東秀の期限切れ食材使用のニュースが明るみに出るなど、不祥事もあって、消費者は「家食」に走る傾向にあります。

 そんな中、新たなライバルが出現。それはセブンミールなどコンビニの宅配弁当事業。コンビニの弁当は添加物だらけというイメージがありますけど、今や、成長が鈍化ぎみのコンビニも自らの存在意義を高めようと必死です。期限切れの弁当を廃棄処分せずにリサイクルして堆肥をつくるなど、企業価値の向上に熱心ですよね。

セブンミールを例にとれば、ネットで自分に合った日替わり弁当を注文し、近くの店舗まで取りにいけるサービスがあります。カロリー表示などがされ健康にも非常に気を使った一品です。他にお惣菜も扱っています。

 商品の原材料費、運送費や容器の高騰などの逆風下の中、「中食」業界もこれからは付加価値のあるものを売っていかないと生き残ってはいけないでしょう。やはり、「健康」がキーワードでしょうか。アイデアを切磋琢磨し、共栄共存の精神で私たちが笑顔になれるようなものを提供してほしいものです。