☆円相場、一時99円台・95年10月以来の円高水準に (3・13日経NET)

 円相場が12年ぶりに1ドル=100円の大台を突破した。13日の欧州外国為替市場で一時1ドル=99円77銭まで上昇し、1995年10月以来、12年5カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。米欧などの金融当局は資金供給の協調行動に踏み切ったばかりだが、米景気の後退懸念が強く、ドル相場は全面安の様相を呈している。

 13日の東京外為市場の円相場は午前11時過ぎに1ドル=101円を突破した。午後に日経平均株価が下げ幅を広げるのと歩調を合わせるように円高が進行。夕方には欧州勢が円買いに追随し、日本時間の同日午後5時半ごろ、ロンドン外国為替市場で1ドル=100円を突破した。その後はドルに買い戻しが入り、午前11時(日本時間午後8時)現在、前日終値に比べ2円15銭円高・ドル安の1ドル=100円20―30銭で推移している。


☆NY金が初の1000ドルに、原油も最高値 (3・13日経NET)

 13日午前のニューヨーク金先物相場はドル安などを背景に急伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で売買の中心である4月物が一時1トロイオンス1000ドルちょうどを付け、最高値を更新した。昨年夏まで600ドル台で推移していた金先物相場は9月に700ドルを突破。その後わずか半年で300ドルも水準を切り上げた。

 インフレ懸念やドル安の進行を受け、安全性が高い資産としてファンドや年金基金の資金流入が続いている。午前9時半(日本時間午後10時半)現在、前日比18.9ドル高の999.4ドル。

 原油先物市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物が一時1バレル110.70ドルを付け最高値を更新した。同時刻現在は0.15ドル高い110.07ドル。ドル安の進行を受け、ドルで取引される原油に割安感が出ていることも買い材料となっている。 


 どうして、1日のうちに、こうも歴史的事件が起きるのでしょうか。予想はしていたとはいえ、こうも立て続けに金の1000ドル、原油の110ドル台という史上最高値を目の当たりにすると、空恐ろしくなってきます。これからの世界経済、いったいどうなっていくのでしょうか。私たちは生き延びていくことができるのでしょうか。

 そもそも、円、金、原油、すべてが歴史的高値になってしまったのは、世界中にあふれたマネーがドル安回避のために逃げ出し、商品市場に流れ込んでしまったためだと考えられます。特に短期間で結果をださなければならない投機マネーが行き場を失い、いちかばちかの勝負に出て、ババ抜き覚悟で商品市場に雪崩のごとく参入してきたのだと思います。

 円キャリートレードの巻き戻しといった投機的要素の混じった円高が、今度はあまりに輸出に依存し過ぎた日本の実体経済に打撃を与えることは避けられません。折しも3月決算が近づいているこの大切な時期にこういうことが起こるのは皮肉なものです。

 ただ、円高については、95年の79円という数字がありますから、企業としてもそれなりの対策は打っていると思われます。オイルショックで環境技術を確立した打たれ強い日本企業のことですから、なんとかしてこのピンチをチャンスに変えてほしいものです。

 さて、NYの株価、大幅続落で始まったようですね。結局最後には公的資金の導入に踏み切らなければいけないところまで、アメリカ経済は追い詰められてしまった感があります。効き目のない利下げをこれ以上したところで、崩壊してしまった信用市場はそうそう元には戻ってくれませんからね。

 今日はほんとに歴史的に記憶に残る商品相場となりましたね。ひとつの壁を越えてしまうと、加速度的に一方方向に相場が向かってしまうことが多いです。OPECも、増産を渋っていると、それこそ代替エネルギーの開発をあおる結果となり、自分の首をしめることになりかねません。

 ここは、世界がひとつになって、この難局を乗り切らなければ、私たちの幸せはどんどん遠のいていってしまう・・・。そんなことを考えた1日となりました。