☆旭化成、宮崎にリチウムイオン電池中核材料の新工場        (2・27日経NET)

 旭化成は27日、リチウムイオン二次電池の中核材料「セパレーター」の新工場を宮崎県日向市に建設すると発表した。投資額は約60億円で、2010年に稼働する。同電池は携帯電話やパソコンでの需要増に加えてハイブリッド車への普及が見込まれる。セパレーターで世界シェア約5割を握る最大手の旭化成は新工場建設で長期的な安定供給体制を整える。

 新工場は日向市にある旭化成の所有地に建設する。まず10年初めに年2000万平方メートルの生産能力を持つ設備を稼働し、需要の伸びを見ながら順次増強していく。旭化成は09年度に年1億5000万平方メートルの総生産能力を備える計画で、新工場の稼働でさらに13%増の1億7000万平方メートルになる。

 セパレーター事業は化学子会社・旭化成ケミカルズが手掛けており、これまで滋賀県守山市の工場で集中生産してきた。守山市の拠点が手狭になったことや、地震などが起きた際の一極集中生産のリスクを分散するため、第2拠点の新設を検討していた。新工場は韓国や中国への輸出拠点としても活用する。


☆旭化成、電子・電池材料の研究拠点新設に100億円(12・19日経NET)

 旭化成は19日、電子・光学材料とエネルギー分野の研究開発拠点を静岡県富士市の工場内に新設すると発表した。薄型ディスプレー用やリチウムイオン電池の材料などを手がける。投資額は約100億円で、2009年8月に運用を始める。

 「新総合研究棟」は総床面積が2万2000平方メートルで、人員は約300人。量産に向けた試作の大型設備や性能評価の設備を導入し、自動車用リチウムイオン電池や燃料電池の素材や光学材料など、次世代型の素材の研究開発と実用化を進める。

 これまで新規事業関連の研究施設は、富士市と神奈川県川崎市の2拠点に分散していた。新設の大型研究棟に集約することで、戦略事業の開発を加速する。


 昨日取り上げたリチウム電池市場。環境関連として、また次世代の車や住宅への応用と、その市場の大きさはとてつもないものと思われます。そうした中、またまた電池関連の新工場を旭化成が立ち上げるとのニュースが飛び込んできました。

 先日取り上げた水処理関連の技術、そして次世代車の部品に使用される炭素繊維と、長年に渡るこの繊維会社の技術の積み重ねがやっと今花開き、低成長というイメージの強かった繊維会社の復権が近い将来ありえるのではないかと私は見ています。

 今回取り上げる旭化成は最近の記事を見る限り、リチウムイオン電池事業に社運をかけるようですね。昨日取り上げた太陽電池技術にもつながるこの事業、ヘーベルハウスという環境住宅を手掛ける旭化成の飛躍の核となりうる要素は多分にありそうです。特にヘーベルハウスはニチアスの偽装によってイメージダウンしてしまいましたから、なんとか起死回生を図りたいはずです。昨日取り上げた「すべては電池がカギ」。旭化成の戦略がこの事実を物語っています。

 さぁ、繊維会社はもう昔の繊維会社ではありません。最新鋭の次世代部品会社ともいえるのです。それぞれが

それぞれの強みを生かし、有望分野へと戦略をシフトさせています。今後の各社の戦略に要注目です。