☆日生社長、かんぽ出資に「重大な関心」・提携を発表(2・23日経NET)

 かんぽ生命保険の進藤丈介会長と日本生命保険の岡本圀衛社長は22日午後、都内のホテルで記者会見し、両社が保険商品の開発やシステム構築などで提携することで合意したと正式発表した。岡本社長は株式上場を計画するかんぽ生命への出資に「重大な関心を持っている」とし、提携の拡大に意欲を示した。

 両社の発表によると、提携の内容は、かんぽが今後投入を目指す高額の生命保険や、医療保険など第3分野の新商品開発に日生が協力する。来春をめどに共同開発商品の第1弾を郵便局の窓口で販売する。今後は日生の営業職員への委託販売も検討する。システム構築では、日生が専門家を送り、契約や保険金の支払いを管理するシステムの開発に協力する。


☆あいおい損保、今期最終赤字40億円・サブプライム影響      (2・22日経NET)

 損害保険大手のあいおい損害保険は22日、2008年3月期通期の連結最終損益が40億円の赤字になる見通しだと発表した。従来予想は165億円の黒字だった。07年3月期は161億円の黒字。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の投資損失が920億円と昨年9月時点の3倍超に膨らむため。日本の大手金融機関で、サブプライム関連損失で08年3月期通期が最終赤字になると発表したのは初めて。


 昨日、地方銀行の強いもの同士の提携を取り上げたと思ったら、今度はなんと国内最大のかんぽ生命と民間最大手の日生ですか。保有契約高はかんぽで約157兆、日生で約231兆とのことです。まさに巨人同士のタッグ。この提携は株式上場化でさらなる飛躍を狙おうとしていた第一生命、三井生命など他の大手生保にとって大打撃のニュースですね。さらなる業界再編の呼び水となることは必至です。

 保険金不払い問題という業界への不信任の動きが逆風となり、日生の訪問販売戦略も最近は頭打ちとなっていました。そこで訪問型店舗を増やすなど戦略転換を余儀なくされていました。そうした中、かんぽと組むことは、郵便局という全国24000ヶ所の販売網を確保できるという利点があります。

 かんぽとしてもシステム、販売ノウハウの脆弱性という問題があったところへ昨年末の保険の銀行窓販の解禁。限られたパイを巡る販売競争は激化しています。また業績が頭打ちとなる中、成長の見込めるがん保険などの第3分野への参入を目指すかんぽにとって、日生の商品開発力は魅力です。ただ今後、郵便局による日生以外の保険商品の締め出し、さらに日生の5万人にも及ぶ営業所員のリストラの可能性など、一筋縄ではいかない問題も出てきそうですよね。

 さらに生保業界以上に今、再編の嵐に近々見舞われそうなのが次にとりあげた損保業界だと思われます。こちらはサブプライム問題に関する金融保証保険、さらに改正建築基準法による住宅着工の低迷による火災保険契約減、さらに新車販売の低迷による自動車ローン契約減、と、泣きっ面に蜂状態にあると思われます。

 あいおい損保はバックにトヨタがついているから比較的安心感はありますが、損保ジャパンのサブプライムによる疲弊なんかは気になりますね。もっと、もっと、中堅どころで疲弊したところは要注意です。損保業界の再編も必ず避けて通れない道となるでしょう。

 しかし、大きなニュースってほんとに固まって来ますよね。そして大物同士の提携が目立ってきました。となると、残された弱小組は??かなり不安な情勢も水面下で進んでいると思われます。