☆政府系ファンド、ロシアが日本株投資へ・財務相会見 (2・4日経)

 ロシアのクドリン副首相兼財務相は日本経済新聞との会見で、1日に運用が始まった320億ドル(3兆4000億円)の政府系ファンドの投資対象に日本株を加える見通しを明らかにした。9日に東京で開かれる7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の拡大会合に出席する副首相は、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題をきっかけに不安定となっている国際金融市場の正常化に向けロシアも積極的に関与する考えを示した。

 クドリン副首相は現在米ドル、ユーロ、英ポンドの3通貨建てのみが投資対象に認められている政府系ファンドについて、「円を加えることを検討している。専門家は適切と分析している」と述べた。政府系ファンドは当面、外国債などで運用し10月以降政府の承認を得て外国株などに投資する見通し。「1銘柄当たりの出資比率が5%を超えることはない」とし、経営には関与しないことも言明した。

☆中国政府系ファンド、日本株に投資へ(1・25ビジネスアイ)

 中国政府の国家ファンド(SWF)である「中国投資有限責任公司」(CIC)が日本株の本格的な運用に乗り出すことが24日、明らかになった。複数の関係者によると、CICの幹部が2月に来日し、市場の現状を調べる。大手証券会社幹部のほか、金融当局と面談し、情報交換する予定だ。CIC幹部の公的な日本訪問は初めてとみられる。 
 CICは中国の外貨準備高の一部を運用するSWF。資本金は約2000億ドル(約21兆円)に上り、中国国内にとどまらず、資産の3分の1を海外投資に振り向ける方針。また、リスク分散を図るため、世界の主要市場で運用する考えで、対日投資もその一環とみられる。
 関係者によると、昨年11月に日本株の運用担当者を募集し、既に内定したもようだ。また、来月中旬にCICのナンバー2に当たる高西慶・総経理らが来日する方向で調整に入っており、金融当局者や大手証券会社幹部らと意見交換するほか、北海道で開催予定のセミナーにも出席する予定。
 CICは日本訪問を踏まえ、市場動向を見極めながら、今年上期にも本格投資を始めたい考え。当初は公開株への安定的な投資を中心とする見通しだが、未公開株や不動産への直接投資についても研究している。
 CICをはじめとする新興国や中東産油国のSWFは豊富な資産で影響力が拡大。米低所得者向サブプライム(高金利型)ローン関連投資による損失で、資本不足が懸念される欧米金融機関への資金支援などで、その存在が注目されている。

アブダビの視察団が野村証券を訪問して第一声が、「何を買えばいいですか。」 だったと言うぐらい、今、政府系投資ファンドはお金を早く使いたくてうずうずしている状態だと私は考えます。というのも、もたもたしていると、ドルの価値がどんどん低下して持っている外貨の価値まで劣化していくので、一刻も早く、将来有望なセクターに関係する企業の株、もしくは安定利回りが見込める不動産へと投資しようとしているのです。
 アブダビに続いて中国、そしてロシアが動き出しました。昨日の記事でも取り上げたようにシンガポールも日本の優良不動産に投資意欲満々です。中国投資がモデルにしているのがシンガポール、そして、ロシア政府系ファンドがモデルにするつもりなのが中国投資ということですから、どこかが動き出したら追髄するといった、いわば国家間の争奪戦みたいなものが今後引き起こされる可能性があります。
 それにしても、アブダビはどちらかというと、こちらの意志を尊重してくれるようなイメージがありますが、ナショナリズムの塊のような中国とロシアが本気を出してくると、ちょっと怖いものがありますよね。日本の企業も残された時間は多くありません。中国は今月もう調査にくるとのことですから・・・。
 向こうはお金に糸目をつけないファンドです。そしてプライドもすごいです。買収合戦なんてことに万一なれば、
すごい火花が散ります。バーニーズのドバイとユニクロの時のことを思い出して下さい。
 投資先企業はあっと驚くような大企業になることも十分考えられます。そして、どこかが手を出せば、そこを欲しくなるというのが全世界共通の人間の性。今後、日本にものすごいM&Aの嵐が吹くことは必至です。今はいわば嵐の前の静けさといったところでしょうか。どこが狙われるか、今からリサーチしておくことをお勧めします。